あたりまえの話ですが、もともとワイン造りはすべてが完全無欠の自然派でした。
「その地域に生息しているブドウを収穫して壺に入れるだけ!」みたいな、生産性が良くないだけでなく失敗のリスクも高かったのだと思います。
それが近年、すべての他の農作物と同じように生産性の向上のために化学肥料が使われ、発酵の失敗のリスクをなくすために他から持ってきた酵母を加えて造られるようになったのでした。
その後、たぶん自然派ワインの始まりはフランスのボジョレー地区ではないかと思います。
自然なワイン造りに回帰し、その土地の自然環境を反映させ、自然な生態系から生まれた自然な酵母で、さらに収穫量を抑えるなどのテクニックを用いてより美味しいワインを造ろうという流れが広がってきたのです。
しかし、一般的に自然派ワインは手間暇がかかり、さらに自然な酵母での製法のため人間による発酵のコントロールが難しいため、大手のワイン生産者にはリスクが高い。
したがって自然派ワインの生産者はどこも小規模だと言われております。
【自然派ワイン】
そんな自然派のワインの共通点はブドウの木の根が地中深く伸びているためかミネラル感があり、すうっと身体の奥深くに穏やかに馴染んでいくようなナチュラルさがあることでしょうか。
また、有機栽培の野菜がなかなか腐らないのと同じように、栓を開けてから酸化しにくいのです。そのワインにもよりますが、自身で試したときには20日間は大丈夫でした。ぜんぶ飲みほしてしまい、その後どうなるのか分かりません。
ひょっとしたらワインはある意味、健康に生きているのかも知れません。
だから月の満ち欠けと同じ周期で、ワインの風味が開いたり閉じたりするようです。自然派ワインは満月の夜に飲むのがイイんですね。
さて、自然派ワインと言えば、今やボジョレーを代表する自然派生産者となった「ジャン・クロード・ラパリュ」のボジョレー・ヌーヴォーのご予約受付もそろそろ開始致します。
「ボジョレーってやっぱりブルゴーニュだったんだね!」って思わせるエレガントさのある自然派ワインです。
【100年以上前につくられた木製垂直式圧搾機を用いて、ゆっくりとプレスを行うラパリュさん】
すっと身体に馴染むような自然派ワインは如何でしょうか?
また、ボジョレーを代表する自然派ワインの「ジャン・クロード・ラパリュ」のヌーヴォーは如何でしょうか?
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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