またまたこのネタで恐縮ですが、もう一回だけ熟成したヴィンテージ・スパークリングワインについて書かせていただきます。
それほどに皆様におススメしたい、掘り出し物のスパークリングワインだと思っていただければ幸いです。
今回はその熟成スパークリングワインと数の子の松前漬けのマリアージュです。
<2003年ヴィンテージのイタリア・スパークリングワインと松前漬け>
こちらも合います。
ただやっぱり「焼いたししゃも」ほどの相性ではないようです。普通にサラッと、何も気にならずに合うといった感じでしょうか。
数の子の苦みがスッと消えてしまうような印象で、数の子の味わいが、その熟成したスパークリングワインにからめとられてしまい後味がサッパリとする感覚です。
ある意味、食中酒として素晴らしく機能する味わいなのかも知れません。
この一連の試みから、開高健さんの本に書いてあったとされる「ドンペリに目ざし」(実際に読んではいませんが)とは、かなりの美食を極めた話ではないかと思った次第です。
「ビリーヤードで強くなるために物理学は必ずしも必要ではない」などと言われますが、美食の世界でも食品の成分からのアプローチは大切なのかも知れませんが、やはり飲んだり食べたりして感じることが最も大切なのでしょう。
掘り出し物のお手頃ヴィンテージ・スパークリングワインで感じてみては如何でしょうか?
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