「Ch・トロロン・モンド」当主を囲む会

 

 

ボルドー、サンテ・ミリオン地区で最大規模のワイナリーである「シャトー・トロロン・モンド」の現当主であるグザヴィエ・パリエンテ氏が来日され、食事会が催されました。

大変にありがたいことに、そんなまったくもってハイエンドな集まりに、場違いではありますが酒屋のオヤジを呼んでいただいきました。

当主のパリエンテ氏はフランス人らしく、とてもオシャレで情熱的な方。サングラス、ピンクのシャツ、寒い日に素足に革靴と、自身の主義を貫き通すような、いわゆるちょい悪おやじ系な印象の方。

ワイン造りにも自身の主義を貫き通しており、環境に優しく創造的で革新的なアプローチを長年に渡り続けてこられ、2006年ヴィンテージでついに各付けで特一級シャトーに認定されました。

なんでもぶどう畑の1/3は馬だけを使って耕作し、過去10年間に殺虫剤や農薬は一切していないのだとか。

今回、素晴らしい食事と一緒に味わった「Ch・トロロン・モンド」は、2013、2012、2011、2006、2009、2010のヴィンテージ。

ざっくりとした味わいの印象は、非常に”肉厚”で”温かみ”を感じるような味わいでした。たぶん情熱的な味わいと表現できるかもしれません。また、その高めのアルコール度数と成分の凝縮感は、高い熟成の可能性を感じさせます。

 

 

 

 

 

 

【Ch・トロロン・モンド 2013 2012 2011 と 鰻とあん肝のミルフィーユ】

はっきり言って、まだ飲むにはもったいないヴィンテージばかりですが、それでも山椒の風味が加わった鰻に、この厚みのあるボルドーワインが素晴らしく合うと感じました。

この3つのヴィンテージの中で現時点でもっともバランスの良さを感じたのは2012年ヴィンテージでしょうか。

また、特筆すべきは2011年ヴィンテージでしょう。

一般的にはあまり天候に恵まれなかったと言われる2011年ですが、まったく他の2つのヴィンテージと比べても遜色がありません。「これが2011年なのか!?」と感じる味わいなのです。

当主のパリエンテ氏曰く、このヴィンテージはもっとも製造原価が高く、損をして造り上げたとのことで、通常の5台以上の手間暇をかけたとのこと。

そのため2011年ヴィンテージはボルドーの中でも1、2の評価を受けているとのことでした。

あまりにももったいない体験のため、次回も引き続き2006、2009、2010ヴィンテージに関して書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルコール度数が高めなためか、ひどい酔っ払い顔なため、一部顔を隠させていただきました。酔っぱらっちゃってスミマセン。

それにしてもムッシュ・パリエンテはダンディな方でした。

カッコいい~!!

そして、楽しかったデス

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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