たぶん唯一だと思うのですが、東京のブドウを使い、東京で造られているワインがありました。
東京産といっても多くの東京産清酒と同じく多摩地区産。それも昔から健康効果があると言われているヤマブドウが使われています。
ヤマブドウは果皮が厚く、種や皮に非常に豊かな健康成分が含まれているのだそうでう、ポリフェノールなどは一般的なブドウの3倍も含まれているのだとか。
その抗酸化成分は昔から注目されているようで、ご近所のご年配の方も大病を患った後に、東北からヤマブドウを取り寄せ、焼酎に漬けて健康のために飲んでいると聞きました。
個人的には非常に興味のあるブドウ品種です。これだけの成分を持ってすれば赤ワインとして長期熟成のポテンシャルを追求できるのではないか、と勝手に想像している次第です。
【東京ワイナリー 東京スペシャル2017】
今回試飲させていただいたワインの中にはヤマブドウ100%のワインもありましたが、このワインは日野産の高尾と国立産のヤマブドウをブレンドした赤ワインです。
しっかりとした酸、しっかりとしたタンニン、濃厚な成分からしっかりとしたストラクチャーが感じられます。
ある意味、非常に贅沢なワインだと思います。でも少しやわらかさがほしいような。
個人的には、すぐに飲むのではなくしばらく保管しておいて、何年かに分けて味わい、その熟成のポテンシャルを確かめてみたい気もする次第です。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
投稿日:2018年5月11日
カテゴリー:ワイン
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