ブルゴーニュの名門ドメーヌから5人の女性ヴィニュロンヌが来日されセミナー、試飲、ディナーを開催されました。
その中にはリーダー的存在であり、日本にたくさんのファンを持つ、シモン・ビーズのチサ・ビーズさんもおられました。
シモン・ビーズはサヴィニー・レ・ボーヌという比較的マイナーなアペラシオンにあって、驚くほど緻密で繊細なワインを生み出します。
<酒倶楽部ステップ ワイン担当と シモン・ビーズのチサ・ビーズさん>
グラン・クリュのラトリシエール・シャンベルタン、コルトン・シャルルマーニュを筆頭にプルミエ・クリュのサヴィニー・レ・ボーヌなどを生産されております。
もっとも大切だと考えていることは畑の個性に合わせたアプローチ。そしてきれいにピュアに仕上げること。天然酵母による醸造で、出来るだけいじらない素直な造り。
また、もっとも気を使うのはプレスのタイミング。ある程度のフレッシュ感が残る絶妙なタイミングを見極めるのだそうです。
チサさんのもっともおススメしたいワインはプルミエ・クリュのサヴィニー・レ・ボーヌ オー・ヴェルグレス。素晴らしい場所のワインで、特に風が素晴らしいと言います。
もうひとつ、チサさんの実験畑であるサヴィニー・レ・ボーヌ レ・セルペンティエもおススメ。チサさんのアイデアがもっとも詰まったワインと言えるようです。
シモン・ビーズもまた他のブルゴーニュワインと同じように2017年は素晴らしい年となり、バランスが良くすぐに飲んでもセラーで寝かせても美味しいワインとなりました。
2016年ヴィンテージではやはり春の霜による大打撃を受け、全滅した畑もあり80%の損失を被りましたが、残ったブドウからはなんと”自信作”が誕生したとのことです。
つまりは、マニア好みのワインと言うことでしょうか。
<シモン・ビーズ サヴィニィ―・レ・ボーヌ 1er クリュ オー・グエット2013 と 仔牛のコンソメ・ポッシェ>
2013年は特別なビンテージです。この年も雹の被害により大打撃を受けました。また、それまでドメーヌを引き継いでいたご主人が亡くなられた年でもあります。そのご主人が大好きだったのがこのオー・グエットでした。
その2013年ヴィンテージが素晴らしくなっていて、驚いているとのこと。
自宅で自身のワインと合わせることが多いのが、失楽園鍋と呼ばれる鴨肉とクレソンの鍋。ポイントは鴨の皮目を先に焼いておくことだそうです。
この失楽園鍋に特におススメできるヴィンテージは、出汁のような風味のある2008年と、香ばしさのある2011年。
「チサさんのワインをぜひ購入したい」・・・・まだ当店では入荷前なのですが、もう既にご購入を希望されているお客様がおられます。
ワインはもちろん素晴らしいのですが、そのチサさんのすごい奮闘ぶもまたシモン・ビーズの魅力なんですね。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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