シチリア土着のブドウ品種2種、ガッチリ系とスッキリ系を絶妙にブレンドした赤ワインで、このワインもまた特に男性に好かれるワインのようです。
【シチリア・ロッソ】シチリアの土着ブドウ品種「ネロ・ダーヴォラ」と「フラッパート」のブレンド。
シチリアの代表的ブドウ品種である濃厚なヴォリューム感ある男性的な味わいの「ネロ・ダーヴォラ」と、同じくシチリア産でフルーティーでやわらか、爽やかさのある女性的味わいの「フラッパート」のブレンドです。
口に含んだ瞬間には、「ネロ・ダーヴォラ」の厚みのある充実した果実味を感じますが、次の瞬間「フラッパート」のエレガントな柔らかさを感じます。
絶妙にブレンドされていることにより、ある程度の飲み応えを感じつつ、なおかつ飲みあきしないワインと言えます。その辺の塩梅が日本の男性にうけるのかも知れません。
一般的に、ネロ・ダーヴォラ100%のワインはよく見かけるように思いますが、フラッパートをブレンドしてあるワインはあまり見かけません。おそらくフラッパートの生産のほとんどがシチリアのヴィットリア地域に限定されるため、それほど生産量が多くないためだと考えられます。
日本ではワインにこだわりを持つイタリアレストランなどで見かけるぐらいではないでしょうか。
シチリアで唯一のDOCG(イタリアで最も厳正な認証)のワインもまた、「ネロ・ダーヴォラ」と「フラッパート」の2種のブレンド。そのワインの名前は果物のチェリーを意味する言葉に由来するのだそうですが、「ネロ・ダーヴォラ」と「フラッパート」の組み合わせは、どこかチェリーを思わせる風味があるように思います。
そして、その”チェリー系”の味わいは、酒屋のオヤジも含めた男子うけが良いのですね。
シチリアの土着ブドウ品種2種を絶妙にブレンドした、絶妙なバランスの、特に男性うけするイタリアワインは如何でしょうか?
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