春といえば 桜⇒お花見と 思うのが 典型的な日本人でしょうが、
欧米で 春の行事といえばイースターを思い浮かべるのかも
しれません。
イースターとは キリスト教の祝い日で、
十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念する
復活祭のこと。
典型的な日本人の私ですが、キリスト教の幼稚園にかつて通っていたということもあり
すこしばかり イースターの思い出というのもあります。
特に、印象があるのが、きれいに彩られたイースター・エッグ。
チョコレートでできたものもあり、子供にとっては楽しみなものですよね。
毎年、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日がイースター。
今年は、明日 3月31日なのだそう。
春⇒イースター⇒卵⇒ ????
卵つながりということで、
今日は、「オルヴェット」 という 卵型のタンクで 熟成した オーガニックワインを ご紹介します。
コンクリートでできていて 大きさは人の背丈ほど。
大き過ぎてもいけないらしいです。
この形は 母体の体内のように生物が安定する形といわれていて、
いま 自然派ワインの生産者を中心に
ワインづくりに取り入れているワイナリーが増えているそう。
地球の自転と重力の関係で澱が沈殿せず、
バトナージュしなくとも自然とタンクの中でワインが回転するのだとか。
ちなみに バトナージュとは 樽やタンク内のワインと澱を攪拌すること。
これによって、澱に含まれるアミノ酸が ワインに溶け出してワインの風味に厚みが増し 複雑になります。
さらに、この卵型タンクは、木樽に近いわずかな通気性があり、
適度な酸化熟成が期待でき、木樽の香りが移るということもなく
ピュアな果実味を保つことができるのも 魅力なのだとか。
今日、ご紹介する ワインの生産者 アルベット・イ・ノヤは、スペインの カタルーニャに 4代にわたり ワイン造りを
行ってきた家族経営のワイナリー。
現在の当主 ジョゼップ・マリアは 1970年代という早い時期から 自然なブドウ造りへの回帰を目指し、有機栽培を実践。
今では、スペイン有機栽培のパイオニアといわれています。
そして 究極の有機栽培ともいえる ヴィオディナミで栽培した ブドウを、この卵型タンクで熟成したワインが
「エル・ファニオ」 です。
シャレロという 葡萄を使用した白ワイン。
この葡萄は、カバ品種としては有名ですが、シャレロ100%の白ワインは 珍しい!
アルベット・イ・ノヤの畑には このシャレロの古木、平均樹齢60年、最高92年にもなる古い木が栽培されているんですって。
丁寧に栽培された シャレロの葡萄を ステンレスタンクで発酵させ、
その83%を 卵型タンクで6ヶ月熟成。
華やかで まろやかな 飲み飽きしない 自然な味わいの辛口の白ワイン 「エル・ファニオ」。
明日のイースターーのディナーのお友に
いかがでしょうか。
アルベット・イ・ノヤ エル・ファニオ 750ml 1,680円(税込)
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
カテゴリー:ワイン