「オランジスタ」郷愁の味わいがたまらない

 

 

先日の試飲会で見つけたスロバキアのオレンジワインのご紹介です。

2000年以上もの歴史がありながら不運な歴史により中断。ようやく2010年に復活を遂げたスロバキアの自然派ワイナリー「スロボドネ・ヴィナルストヴォ」のオレンジ・ワインです。

オレンジワインとは、平たく言えば白ワインを造る過程で、ぶどうの皮も一緒に漬けこみ濃い色わいになった白ワイン。

 

 

 

 

 

 

【オランジスタ2015】 ピノ・グリ100%

10%の果汁と共に房丸のままぶどうを炭酸ガス環境下で発酵。軽い醸しがマセラシオン・カルボニックと並行して35日間ステンレスタンクにて行われる。ノンフィルター仕上げ。

 

・・・・なんだか懐かしいノスタルジックな味わいなんです。

子供のころ家の庭に梅の木がありました。

梅は青いうちに収穫して梅干しや梅酒に使われますが、完熟するとアンズのような見た目と味わいになるのはご存知でしょうか。もちろんアンズほど甘くはないのですが。

生で食べれるものかどうか分からないため、恐る恐るではありましたが、その完熟したアンズのような生の梅を木からもいで友達と食べたのを、このワインを味わっているうちに突然思い出したんです。

完熟していて甘みはそれほどなく、ほどよい渋味、酸味、苦味があるような。

たぶんオレンジワインとは、大昔に造られていた白ワインなのでしょう。より自然な味わいなのです。

まったくもって、洗練されたスタイリッシュな味わいとは言えないのかも知れません。しかし、個人的にはこの郷愁感ある味わいがたまらなく好きです。

 

スロバキアの自然派オレンジワインを試してみては如何でしょうか?

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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