「日本のイタリア料理屋さんでは、ファルネーゼのモンテプルチャーノが定番的イタリアワインでは!?」と言っても過言ではないほど人気のワインメーカーさん。
世界のイタリア料理ブームに合わせるように1994年に設立され、その後急成長したワインメーカーさん。その良さは何といっても「品質の良さとお得感ある価格」。
ファルネーゼの新社長ヴァレンティーノさん。
ファルネーゼは前社長であるカミッロ・デ・ユリウスさんにより1994年に設立されました。
戦後の貧しいイタリアでは、イタリアに残れるのは子供の中の1人だけ。残りの兄弟はみんな海外に新天地を求めて出国したのだそうです。カミッロさんもイタリア・アブルッツオを後にし、イギリスへと移り住んだのでした。
その後カミッロさんはイギリスで成功。レストランを三つ経営し、ワインの輸入もされておりました。しかしカミッロさんには夢がありました。60歳を過ぎてから、その夢であるワイン造りを生まれ故郷のアブルッツオに戻り始めたのでした。
そして過去に何度もイタリアのベストワインに選ばれる程の評価と、世界74カ国に輸出される程の人気ワイ何リーに短期間で成ったのです。そのカミッロさんも今年の7月にこの世を去られたとのこと。素晴らしい人生だったと思います。
ファルネーゼのワインはライトトーストの樽を使うことにこだわりがあり、全体的に軽快で爽やかさがある飲みやすい味わい。スタイリッシュな今の時代に合った風味のような気がします。
ローマの隣でイタリアの南に位置するアブルッツオのテロワールも素晴らしく、夏でも山の上に雪が残っており、そこからの山風がブドウにフレッシュさをあたえるのだそうです。
上の写真はアブルツッオの景色。写真には写っていませんが海も大変にキレイで、ブルーフラッグと呼ばれる環境認証を受けているのだとか。
ファルネーゼのおススメワインです。
ドン・カミッロ 750ml
ファルネーゼ創業者のカミッロさんの名前を付けた、モンテプルチアーノ85%、Cソーヴィニョン15%の赤ワイン。個人的に好きなチェリー系の風味で、やわらかな飲み心地。創業者の名前を付けた理由がよく分かるような良く出来たワインだと思います。
エディツィオーネ・チンクエ・アウトークトニ No.11 750ml
ある意味ファルネーゼを象徴するワインではないでしょうか。ヒュー・ジョンソンさんがファルネーゼを訪れた際にアイデアが出されたワインで、イタリアの土着品種のブドウを5種類ブレンドしたワイン。前例がないため重厚な高級瓶に入れられているにもかかわらず格付けはヴィノ・ダ・ターボラ。味わいは見た目の重厚さに反して意外と軽やか。
イタリア料理の拡大とともに急拡大したイタリアワイン市場ですが、世界に認められ、その流れに乗り急成長したワインには、それなりの理由があるんですね。
ファルネーゼが設立した当初からイギリスと日本へは輸出されているため、世界の中でも日本へは優先的に人気ワインが送られてくるのだとか。日本の輸入会社さんも世界に先駆けて、当初からファルネーゼを扱うとは、これまたスゴイ目利きの能力ですね。
いやはや、おみそれ致しました!
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