ニュージーランドのワインといえば、もちろんフレッシュでいきいきとした風味が特徴的な白ワインの、ソーヴィニョン・ブランが超が付くほど有名ですね。
いわゆる”ソーヴィニョン・ブラン好き”のワインファンのほとんどは、このニュージーランドのソーヴィニョン・ブランを好むような気が酒屋としてはするわけです。
ニュージーランド全体のワイン生産量の中で、ソーヴィニョン・ブランの生産量は約60%を占めるのだそうですが、そんなニュージーランドのソーヴィニョン・ブランの中でも、特にお得感を持っておススメできる上質なワインが今回ご紹介させていただく「グレイワッキ」です。
【グレイワッキ ソーヴィニョン・ブラン(マルボロー)】750ml 2600円外税
ワインを鼻に近付けた瞬間に一気に伝わる鮮烈なNZのソーヴィニョン・ブラン特有のフレッシュさ。ふんわりとしたなかに、ありありとしたグレープフルーツや洋梨を思わせる清涼感ある風味がお見事。
「・・・・なんだかこのソーヴィニョン・ブランって、スゴイ存在感なんですけど・・・・でもグレイワッキって聞いたことがないような・・・・・・・」って思ったら、ここのオーナー兼ワインメーカーのケヴィン・ジュッドさんはスゴイ人だった。
ケヴィン・ジュッドさんとは、マルボローのワイン造りのパイオニアの一人。あの「クラウディ・ベイ」で25年に渡りワイン・メーカーを務めた後、更なる可能性を求めて奥さんとともに立ち上げたブランドが「グレイワッキ」で、2009年が初ヴィンテージなのだそうだ。
実は先日の試飲会にそのケヴィン・ジュッドさんが来日しておりました。その存在感あるワインの味わいに驚いていたら、ケヴィンさんが「ぼくのこと知ってる?」って。グレイワッキの名前も知らなかった酒屋のオヤジとしては不覚にも「・・・・すいませんが、ぜんぜん知りません・・・・」って言っちゃったんですよね(汗)。
そしたらクラウディ・ベイで25のヴィンテージをリリースしたって教えてくれて、「・・・・クラウディ・ベイっていったら、あのルイヴィトンとかモエシャンドンとかの超ハイエンドなブランド会社のグル―プでしょ・・・・・・(汗)」ってビックリ。そりゃ存在感も安定感もあるわけだと、感心すると同時に恐縮した次第です。
実はケヴィンさんはワインメーカーであると同時に、プロのカメラマンでもあります。ワイナリーやブドウの写真集を出しているのだそうで、なんとケヴィンさんの作品のカードを頂いちゃいました・・・・サインもらっとくべきだったか(汗)!
感性の豊かな人は何をつくらせても素晴らしいなあと感じた次第でした。
ケヴィン・ジュッドさんの作品
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