ボルドーのグラーブ&ペッサック・レオニャンの、特に後者には最高各付けを持つ高名な赤ワインが存在します。
そんな高名な赤ワインが素晴らしいのはあたりまえなのですが、各付けを持たないワインでも意外に個性ある魅力的なワインがあるように感じます。
シャトー・ド・ルイヤックという赤ワインを試飲しましたが、これがまた個人的には上質な北ローヌのワインでも味わっているような印象を持ちました。
なんでもメドックを知り尽くした男と呼ばれている、著名コンサルタントのエリック・ボワノス氏が醸造家のワイン。
2015年ながら若くてもバランスが良くおいしい。解説されたソムリエさんは、新しいタイプのボルドースタイルと語っておられました。
ペサック・レオニャン以外のグラーブの若い赤ワインには、グリーンノートと呼ばれる青ピーマンのような味わいを感じるものもあります。
これも、たぶん個性でしょう。最近大人気のパクチーのように、クセになってしまいそうな味わいなのかもしれません。
また、メルローが主体のワインが多く、これがまた味噌味やうなぎに合うのだそうです。特にボルドーの名物料理のひとつであるうなぎの赤ワイン煮には最高なのだとか。
また、熟成すれば複雑さや優雅さが加わり、ボルドーワインとしての真価が発揮されることになります。
ボルドーワインは難しいと同時におもしろいと思う次第です。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
投稿日:2018年4月19日
カテゴリー:ワイン
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