我が家のガキンチョどもにとってちょっと特別なことがあり、その日の夕食は希望どおりのカツカレーしかも甘口。
親としてもちょっとだけ特別な夕食にしたくてワインを開けることにしました。でも甘口のカツカレーに合うワインて・・・・・・・???ですよね。
その瞬間、自分で言うのもなんですが流石は酒屋さんです。ひらめいたんですよ「ローヌなんかイイんじゃないの!」って。
【コート・デュ・ローヌ AOCジゴンダス と甘口カツカレー】
これが意外に合うんですよ!カレーが甘口のためか料理とワインがお互いに邪魔し合わない関係で、いやな感じはまったくないんです。
ローヌ南部のワイン特有の穏やかで厚みのある、まったりとした味わいが、いわゆる日本の家庭でつくるカレーの味わいと共通するのかも知れません。
次に、カツカレーに乗っているカツにトンカツソースとカラシを付けてローヌワインに合わせてみた・・・・・・・こちらもどうして、ソースの濃厚な感じと、ローヌワインの厚みのある感じが合う合う。
これは、ひょっとしたらカレーではなくトンカツにローヌワインが合うということなのかも知れない・・・・・などと1人で飲んで食べて、飲んで食べて・・・・してたらトンカツを親父1人であらかた平らげてしまった。しかもワインも底をついてる・・・・・・・・(汗)・・・・・・・ぜんぶ飲んじまったよ~っ!
ただ単に酒屋のオヤジがトンカツとローヌの赤ワインが好きだってことだけなのかも知れませんが、飲んべーとして素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
また、このワインの産地のジゴンダスは人口600人ぐらいの小さな村。そんなところから遥々日本にやって来て、庶民の家庭でカツカレーと一緒に味わえることにあらためて驚きます。
ちょっと前のおとっつあん方は、こんな状況を「インターナショナルですなぁ~」なんて言ってましたが、今どきのおとっつあんとしては「グローバリゼーションですなぁ~」なんて思わずつぶやいてました。
有難いことですね。
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