ヨーロッパの貿易の中心地のひとつであるトリエステが州都の、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の白ワイン用ブドウ品種が「フリウラーノ」。同じブドウ品種でも隣のヴェネト州では「タイ」と呼ばれ、この二つの地域でしか栽培されていないらしい。
たぶん、トリエステと聞けばピンと来る方は多いと思うのですが、「フリウリ・・・・・・・なんとかかんとか・・・・ってどこ!?」みたいな印象を持たれる方も少なくないと思います。「トリエステの上の方」みたいな地域の白ワインですね。
トリエステに代表されるように、歴史的に東ヨーロッパなどの影響を受けたためか、これらの地域には他のイタリアとは違った個性があるようです。
【ボルトルッソ フリウラーノ】
上の写真の「ボルトルッソ」のワインが素晴らしいこともありますが、このフローラルでクリーンな印象の、癒される感じの繊細さは「フリウラーノ」ならではかも知れません。
懐石料理などの高級和食にはピッタリと合いそうなデリケートさとエレガントさを持ったイタリアワインだと思います。そして、繊細な味わいの和食に慣れている日本人に好まれる味わいだとも思うのです。
穏やかな白い花を思わせるようなフローラルな香り、クリーンな印象の洋梨や白桃、野花を思わせるエレガントでデリケートさのある味わい。清涼感のある後味・・・・・・ソムリエさんではないため、うまく文章では表現できないのですが、とにかく上質な上品さが伝わってくる白ワインだと思います。
この「フリウラーノ」も、その供給量に制限があるためか、こだわりのあるイタリアレストラン以外ではあまり見かけないような気がします。
もちろんイタリア料理との相性はバツグンなのだと思うのですが、合わせる料理がイタリア料理だけでは正直もったいない。和食で出される白身の魚料理や豆腐料理、野菜料理などにもバツグンの相性を感じさせるのではないかと思うのです。
上質な上品さを感じる、穏やかでフローラルな風味の、北イタリアの上質白ワイン「ボルトルッソ フリウラーノ」を和食のご馳走と合わせてみては如何でしょうか?
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