フランスのワイン消費量は30年来の低さ!
最新の調査結果ではフランスでの日常のワイン消費量がいまだかつてないほどに減少しているのだそうだ。
昨年末にボルドーで開かれたヴィニテック・ワイン&スピリッツ・トレードショーで発表された調査結果によれば、2010年のフランスの平均一人あたりの年間ワイン消費量は46.6リットルと、1975年の104リットルから大幅に減少したとのこと。
15歳以上の フランス人4004人から調査した結果、毎日ワインを飲むという人は激減して時々飲む人が多くなったのだそうだ。2010年にはワインを週に1度~2度しか飲まない人が45%で、1980年の30%から大きく増えた。逆に、ほとんど毎日ワインを飲む人は17%で、1980年の51%から大きく減少した。
そしてノンアルコール飲料を夕食と一緒に飲む人がフランスでは、いまだかつてない程に増加。15%の人が夕食時にノンアルコール飲料を飲むとのことで1980年の5%から増加。
夕食時にワインを飲む人は24%と、1980年と比べると半分以下に落ち込んでいる。
2010年の調査が最近公表されたのは、調査結果の数字を再確認する必要があったからなのだそうだ。
ワインを毎日飲むフランス人が大きく減って、時々楽しむフランス人が増えたことは、フランス人がワインに対して”量より質”を求める様になったと推測できるようだ。しかし、多くのフランス人はワイン選びが難しいと感じているとのこと。
今後は時々ワインを楽しむフランス人が特別な日のワイン選びに、質の高さを求めてより値段の高いワインを選ぶのではないかと推測しているのだそうだ。
酒屋のオヤジが推測するに、このあたりの状況が最近のフランスでの自然派ワインの人気の一因となっているのではないかと思います。高品質なワイン=造りの良いワイン=自然な造りのワインとイメージされる方も多いのではないでしょうか。
それにしても、ワインを毎日飲むフランス人が6人に1人とは・・・・・それでも日本酒を毎日飲む日本人はもっともっと少ないと推測されるわけで、やっぱり世界的な嗜好の多様化でしょうかね。
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