高級ワインの業者間取引サイト「Liv-ex」のブログに、著名なワイン評論家であるジェームス・サックリング氏によるボルドーワイン アン・プリムール 2016年ヴィンテージ バレル試飲の評価が掲載されました。
昨年のこの時期のボルドー アン・プリムール2015では、「マルゴー」の評価がもっとも高く、ボルドー2015年ヴィンテージのポールポジションとも呼べる評価でした。
また、ボルドー2015年ヴィンテージの評価はとくに右岸で高く、素晴らしい出来の年と言えます。
2016年ヴィンテージは、その当たり年である2015年と同格かそれ以上の品質とのこと。
その中でもサックリング氏から満点評価を受け、ポールポジションの位地を確保したのは、お馴染みの高級ワインであり、特に中華系に人気の「Ch・ラフィット・ロートシルト」と「Ch・ムートン・ロートシルト」。
両方ともに100-100のバレル試飲 スコアで、100-100の評価はこれらの2種類のみ。
これまでに45種類のワインが試飲され、その平均評価点は96.3点で2015ヴィンテージの95.5点を上回っているとのこと。
サックリング氏のコメントでは、2016年のムートンは驚異的であり、男性的な力強さと奥深さがある。また1986年ヴィンテージの再来であり、それを上回る出来栄えとしている。
ラフィットもまた2015年ヴィンテージよりも力強く、おろらく伝説的ヴィンテージである1959年以来でもっとも偉大なヴィンテージとなりそうなのだとか。
このところのボルドーワインの上昇傾向もあり、ボルドー2016の品質の良さも加わり、今年のアン・プリムールはスゴイお値段になりそう、ということなのかも知れませんね。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります