秋のワイン・オークションはロマネコンティーが最高値!

不安定な金融市場の影響を受けて、ボルドーワインインデックスは7月初旬にピークを付けてから一方的にダラダラと下げ続けています。そんな状況の中、より生産量が少なく希少価値の高い、高級ワインのトップブランドであるロマネ・コンティーがこの秋のオークションで買い上げられているようです。

ブルーンバーグによりますと9月16日、17日に香港で行なわれたワイン・オークションでロマネ・コンティー1990年が1ケース232万香港ドル(US$297,400/約2600万円)の、1990年ヴィンテージとしては最高値で香港のワイン・コレクターに落札されたとのこと。

その10日ほど前には、同じヴィンテージのロマネコンティーがロンドンで1ケース£126,500(US$201,900)で落札されたばかりで、ロンドン、ニューヨーク、香港とこの秋のオークションはロマネコンティーを筆頭にしたブルゴーニュワインが人気を集めております。その中でも特に香港では購入意欲が高いようなのです。

 逆に今まで中国系からの人気で高級ワイン価格を引っ張ってきた、シャトーラフィット・ロートシルトの人気には陰りが出ているとのこと。

 香港で一気に47%高い価格でロマネ・コンティーが落札されたように、アジア新興国富裕層の高級ワインへの需要がボルドーワイン以外に広がって来ているようですね。そして最初に注目されたのが高級ワインの中のトップブランドでもある、希少性の高いロマネ・コンティーのだったようです。

まだまだアジア新興国富裕層からのインフレから資産を守るための資金分散というか、希少価値の高いものへの購入意欲は続きそうです。

今後 しばらくはブルゴーニュ・ワインのトップ・ブランドばかり買い上げられるのか?それとも他の希少価値の高いワインに広がっていくのか?アジア新興国富裕層の高級ワインに対する世界観は変化して来ているようですね。

 今後もワイン・オークションでは香港が世界をリードして行きそうです。

日本人としては、景気が良かった頃に日本人が購入した高級ワインの転売需要が強まってもおかしくないように思うのですが、そのあたりはどうなんでしょうかね!?

 

 

 

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