イタリアの激辛料理が有名なカラブリア州(ブーツのつま先の場所)のワインの記事をこのブログに以前書きました。
その激辛料理によく合うカラブリアの赤ワインに、よく似た印象をチュニジアの赤ワインに持ちました。
どちらも辛い料理を好む地域であるため、チュニジアの赤ワインもカラブリアのワインと同じく、おいしくて辛い料理によく合います。
【チュニジアのカベルネ・ソーヴィニョンとメルローのブレンド】
唐辛子を使ったペーストを塗ったパンと合わせて、おいしく味合わせていただきました。
プレステージな産地の対極にあるような、イタリアのマイナー産地や、歴史はあるがあまり聞かないワイン産地などの、ローカル色の強いのワインは販売が簡単ではありません。
飲んでもらえば美味しいと言ってもらえますが、いざ購入するとなると聞いたことのある産地のワインを選ばれることが多いようです。
ブランド力の違いってやつでしょうか。
それでも、ローカル色の強い地域のワインを理解することは、個人的にはスゴく楽しく感じるのです。
チュニジアとイタリアは地中海をまたいだ対岸に位置しますが、その昔、辛い料理を食べる文化を持ったチュニジアの人がカラブリアに移り住んだってことでしょうか。
もしそうだとしても、唐辛子が南米からもたらされたのはそれほど大昔ではないため、ここ数百年の間の話なのでしょう。
そんなアフリカとヨーロッパの合わさったようなエキゾチックさが、ワインを通じて味わえるような感じがたまらなく楽しいのです。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
投稿日:2018年4月15日
カテゴリー:ワイン
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