フランスワインは中国から報復のための見せしめにされるのか!?

外交の駈け引きとは恐ろしいですね!お互いに制裁したり、制裁をちらつかせたりしながら譲歩するんですね。特に対中国での外交は激しいんでしょうか。とにかく一人勝ちはなさそうな世界のようです。

で、今回中国が「報復で制裁しまっせ」って言ってるのがEUのワインで、フランス産のワインはその約6割。

新聞によれば中国製太陽光パネルに対する制裁課税を決めたEUに対し、報復としてEU産ワインを対象にダンピング調査に入るのだそうだ。

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【日経新聞の記事】

中国は課税回避をEUに猛烈に働きかけ、その取り組みが功を奏しドイツを含め、EU加盟27カ国のうち過半が課税反対に回ったとされるが、フランスが賛成に回ったためフランスをけん制するための駈け引きと見られているようだ。

 もしダンピングのための課税が実施されると、フランス産ワインの約1億4千万リットル、金額にして約800億円分に対して課税される可能性があるのだそうだ。

 そうなればフランス産ワインを含むEUのワイン産業が打撃を受けるのは必至。EU以外のワイン輸出国であるアメリカ、オーストラリア、チリなどが中国へのワインの売り込みをさらに強化してくるわけです。

中国ではワインの消費がまだまだ急増中。世界で現在最も魅力的な市場の一つと言えます。しかし、国民一人あたりのワイン消費量はまだまだ低く1.6リットルほど。

 今後さらにワインの需要が拡大するとみられる中国が、フランスを相手にワインを切り札に使うのは当然といえば当然なのかも知れません。

それにしてもワインといえば、やっぱり世界中どこへ行ってもフランスなんですね。「やっぱりフランスは自国のワイン業界を守ってくんなきゃね!ほとんど世界遺産レベルの産業なんだから!有名ワイン産地に原発とかもどうなんでしょ!?」って思った次第です。

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