チリの赤ワインと聞けば、樽スープなどと揶揄されるほどに、濃厚で凝縮された果実味に、樽香がバッチリと利いた味わいが一般的なイメージでしょうか。
おそらくそんな味わいは米国市場を意識した味わいなのでしょう。
しかし、カリフォルニアワインがリッチ系からエレガント系へと変化しているように、チリワインもまたエレガント系に変化しているようです。
<試飲会で出会ったチリのエレガント系赤ワイン 「トレス パラシオス」 「パレス クルス」>
「これがチリワインなのか!?」・・・・正直おどろきました。
エレガントな味わいを平たく言えば、ブルゴーニュワインに代表されるような薄旨な味わいでしょうか。
ブルゴーニュのワイン生産者は最近の地球規模での温暖化で、ワインの味わいがリッチになり過ぎないようにコントロールしているのだそうですが、米国でもチリでも同じなのかも知れません。
それもドイツの辛口白ワインと同じように、参考上代で1500円~2000円クラスのワインに魅力を感じました。
味わいが多様化している産地にイタリアのキャンティやバローロがあるのだと思いますが、チリワインもまたブドウ品種以上に、細かい産地の特長や造り手によって味わいはますます多様化するということでしょうか。
リッチ過ぎない繊細な味わいのチリワインには、驚きとお得感があると思った次第です。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
投稿日:2017年2月23日
カテゴリー:ワイン
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