キャンティとキャンティ・クラシコの試飲会です。
単純にイタリア料理のお店が多いためなのか、それともイタリアワインに興味のある人が増えたのか、キャンティの試飲会は大盛況です。
あまりの人の多さに、すべてのワインの試飲は断念。取引のある輸入会社さんに絞って、人ごみの中大汗かきながらやっとの思いで試飲をさせていただきました。
イタリアワインの中でもキャンティはそれほど売れ筋ではないような気がするのですが、それでもイタリアを代表するワインの一つであることは間違いありません。
「ひょっとしたら近頃はフランスワインよりも注目されてるか!?」みたいな印象は酒屋として正直感じます。
それほど多くは試飲できなかったのですが、もう若くはない酒屋のオヤジが感じたのは「伝統的スタイルのクラシックな味わいのイタリアワインがうまい!」ってことでしょうか。
たぶん世代によって味わいの好みは変化すると思います。
若い時にはモダンなスタイルの濃厚イタリアワインを好んだかも知れませんが、歳をとった証拠でしょうかね。イタリアの爺さんが好むようなエレガントでありながら酸のストラクチャーがしっかりしているようなイタリアワインがホントに美味しく感じます。
それも「サンジョベーゼ主体なんですが、そこにブレンドされているトスカーナ伝統品種は生産者でも品種がなんだかわかんないんですよ!」みたいな、まったく今時でない感じ。しかもまったく表示はされていないが自然派の野生酵母による造りだからスゴイ。
この辺の塩梅がクラシックスタイルのイタリアワインは、なんとも言えず魅力的な気がします。
「イタリアワインって、ますます来るかな!」みたいな気配を酒屋としては感じている次第です。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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