<ブルゴーニュワインと和食の繊細なマリアージュ>

ブルゴーニュワインの業界向けワインセミナーと試飲会です。

セミナーのテーマは「ブルゴーニュワインと和食の繊細なマリアージュ」。この大盛況のセミナーはキャンセル待ちでないと参加できなかったほど。いかに日本でブルゴーニュが注目されているかが分かりますね

ブルゴーニュワインにとって日本市場は非常に重要で、輸出量はアメリカ、イギリスに次いで第3位。また、日本への輸出は伸びており2012年ではグランクリュものも含めて20%の増加となったのだそうだ。

注目の大変に厳しいと言われている2012年のヴィンテージは、ブドウの収穫量で平均で25%の減少、天候被害の大きい場所では60%の減少となったが、最も重要な9月の天候が良かったことから ”品質は良い”とのことで、2012年ヴィンテージのブルゴーニュワインは品質は良いが供給量が少なくなるようだ。

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 なぜ、ブルドーニュワインと和食が合うのか?

ブルゴーニュワインは食事と一緒に飲むことを最も大切に考えている。世界の繊細な味わいの料理と言えば「日本料理」と「フランス料理」だが、ブルゴーニュワインの特徴もエレガントで繊細、透明度のある味わい。

また熟成したブルゴーニュワインには、すでに熟成されている鰹節やこんぶの旨味のある出汁に関する香りや味わいが感じられる。

 

このセミナーの講師である有名ソムリエさんの話を聞き、なおかつ実際にワインと料理の組み合わせを試してみて感じたのは、「ソムリエさんレベルの考える組み合わせとは、まるで迷宮の世界だ!」ってこと。もちろん良い意味で。

いまどき、「醤油や味噌味には赤ワイン」「柚子風味には白ワイン」ぐらいのレベルでは、ソムリエとして”20年は遅れた考え方だ!”と笑われてしまうレベルらしい。形状や温度、付け合わせ・・・・・・といろいろな要素を考慮する必要が今ではあるらしいのだ。

「軽やかなブルゴーニュの赤」に相性の良い料理として「茄子の素揚げ」を試した。

通常このような場所では、ワインを飲み込まず、口に含んで吐き出すため、料理とワインを一緒に口に入れることはなく、どちらかが後か先になる。

先ず、ワインを味わい、その余韻のあるうちに茄子を食べてみる。「茄子の素揚げ」の甘味が強調され油分もあり、よりその料理が美味しく感じられた。・・・たぶんこれが合うということだろう。

その後、茄子を先に食べ口の中に食べ物がなくなったところでワインを含む。茄子の甘味、油分が残っているためかワインの酸味、渋味が強調され・・・・・これって合ってるのかな?みたいな印象。良く言えば「もっと甘みのある茄子が食べたい!」といった印象。

たぶん、この「茄子の素揚げ」をより美味しく食べたいと思えば、この組み合わせは素晴らしい。しかし、ワインをより美味しく楽しみたいと思えば、ひょっとしたらベストな組み合わせではないかも知れないってことでしょうか。

それでも全体的な印象としては、もちろんブルゴーニュと和食は合うのですが・・・・・・でも難しい!!

ワインを扱う業界人として、大変に勉強になりました。

でも、あんまり考えすぎずに、食べたり飲んだりする方が幸せかも知れませんね!

 

 

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