北イタリアのワイン銘醸地である、ピエモンテ州を代表する赤ワインと言えばネビオーロのぶどうから造られる「バローロ」や「バルバレスコ」。
ピエモンテを代表する赤ワイン用のぶどう品種にはもう二つあります。そのうちのひとつが「バルベーラ」。
しかし、同じ赤ワイン用のぶどう品種ではあっても、そこにはヒエラルキーが存在しているようで、バルベーラはネビオーロよりも格下の認識があるようです。
気難しい印象の「ネビオーロ」に対して、フレンドリーな印象の「バルベーラ」は、50年とか60年寝かせた後の味わいを別にすれば、決して負けてないというか、むしろ素直に美味しく飲めるような気がします。
ピエモンテのワイン生産者でも、「バルベーラは普段の昼食や夕食にグラスで飲むワイン」、対して「ネビオーロは特別な時にボトルを開けて飲むワイン」のような認識なのだとか。
従って、「ネビオーロ」のワインと「バルベーラ」のワインでは価格差があり、もちろん後者の方が安い。
しかしこれがカリフォルニアあたりで造られる「バルベーラ」ではそれなりに高価であり、同じように評価されていると感じます。
つまり、ワインを飲む人の好みではありますが、ピエモンテのバルベーラにはお得感があり、ネビオーロに対して過小評価されているのではないかと感じるのです。
【ピエモンテ州 ベッペ・マリーノ のバルベーラ・ダスティ】
イタリアワインの試飲会で素晴らしいバルベーラのワインが出品されておりました。日本へは未入荷のワインのため価格は分かりませんが、もし他のバルベーラと同じように割安感ある価格なら大変に魅力的です。
美味しくて割安感あるピエモンテのバルベーラ探しが楽しそうだと感じた次第です。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
カテゴリー:ワイン