山形のタケダワイナリーさんから「WINERY通信」が届きました。
今年の夏と言えば猛暑ぐらいしか記憶になくて、「2013年のブドウは2012年以上に豊作なのでは?」などと勝手に想像していたのですが、自然はそんなに甘くはなかったようです。
タケダワイナリーさんの「WINERY通信」によれば、「今年は大変だった!」のだそうだ。
7月が雨ばかりで早生種のデラウェアが打撃を受け、果実の熟成期に過剰な雨を吸い上げ実割れが続出したのだそうだ。
「ブドウの品質低下を防ぐため、農家にお願いして、割れている実は畑で落としてもらった。傷んだ実は極力持ち込まない。そのうえで厳しい選果と、細心の注意を払って醸造し、2013年サン・スフルも造ることが出来た」と。
ブドウの選択だけで例年の4倍の時間と手間が掛かってしまい、搾り終わりが深夜2時だったこともあると。
まさに、厳しい年ほど造り手の力量が問われる年となったようだ。
晩生の黒ブドウであるマスカット・ベリーA、カベルネ・ソービニョン、メルロー、ブラック・クィーンに関しては、色付や糖度、酸味ともに例年通りの水準になっているとのこと。
山梨県でも2012年ヴィンテージほどの収穫量はなかったようで、2013年の国産ワインはより希少価値の高い、造り手の力量が問われたヴィンテージとなったようです。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
投稿日:2013年12月11日
カテゴリー:ワイン
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