先日ご紹介した「アイル・オブ・ジュラ」のオールドラベル以外にも、あったんです!”買い”のオールドラベル「ハイランドパーク12年」。
このオールドラベルの良い点は、メーカーが商品デザインを変更する場合、実質値上げになる場合が多いみたいなんです。それで、「古いデザインの方が美味しかった」という話はよく聞きますが、「新しい方が美味しいよ」という話には、ならないのです。
Higland Park aged12years(ハイランドパーク12年)3,280円
スコットランド北部、オークニー諸島にある、世界最北端の蒸留所。豊かなピートのスモーキーフレーバーと上質なコニャックの様な甘味が特徴のシングルモルト・ウイスキー。例えるなら、蜂蜜をタップリと垂らした、コンガリと焼いたトーストの様な味わいなのです。評論家のマイケル・ジャクソン氏(歌って踊りません!)が高得点を付けたモルト・ウイスキーとしても有名なのです。
酒倶楽部ステップには、まだ少量ですが、この「ハイランドパーク12年」オールドラベルが有ります。ご興味のある方は、早目にご来店下さい。酒好き従業員が購入してしまうかもしれません(笑!)。
さて、なぜ蒸留酒は古い方が美味しいのか?熟成とは何か?ですが、酒屋のおやじは、科学者ではないので科学的には説明出来ないのですが、蒸留したばかりのお酒は分子がバラバラになっており、飲むとピリピリしてしまいます。これが、歳を重ねるうちに、その分子が徐々に規則正しい形に整列して行き、まろやかになって行くのです。その際、寒い場所に貯蔵しておいた方がより美味しくなるのだそうです。酒屋のおやじに向かって分子って何?みたいな質問は止めて下さいね。
その、熟成されたモルトウイスキー、やっぱりストレートで飲むのが最高!小振りのワイングラスの様なグラスに入れ、香を楽しみながらいただくのがベストだと思われます。氷を加えると、少し味わいが変化する様な気がするんですよね。
ちなみに、スコットランドではウイスキーのストレートの事を”ニート”と言います。スペルは違いますが、日本で言うニートと、随分意味合いが違うので、バーに行って「ニートね!」何て言ったら「ニートじゃねーよ!」バゴッ!!ってなことになるかもしれません。ご注意を!
酒屋のおやじは、蒸留酒が名産の場所が多分大好きです。醸造酒(ワインや清酒)が名産の場所は、何だか造ってる人の顔が、眉間にしわを寄せて、神経質な事ばかり言っている印象があるのですが、蒸留酒の名産地は、何だか造り手が大らかで、明るいのです。スコットランド、沖縄、鹿児島と、どこも大らかな感じですよね!ロシアは違う感じですけど!
酒屋のおやじは、実はスコットランドに何回か行った事があるんです。スコティッシュの皆さんは、少しケチなところはありますが、みんな明るくてフレンドリーで、酒屋のおやじは大好きです。名物料理に「ハギス」と言うのが在ります。しらふではとても食べにくいのですが、ニートを頂き、スコッチをハギスに少し垂らし、ほろ酔い加減で頂くと結構いけるんです。エジンバラの街もすごくキレイ。イギリス、スコットランドの田舎の旅は、少し退屈な感じもしますが、スコッチ・ウイスキーとビールに重点を置けば、相当楽しめると思いますよ。有名ゴルフ場にあるホテルのバーでは、100年物のスコッチ・ウイスキーを飲ませてくれるのだそうです。ゴルフ!ウイスキー!ビール!おやじには、たまらない場所なのです!(テレビで見るスコットランドのゴルフ場は凄過ぎですけどね!)
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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