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「酒屋の株話」動き過ぎてはいけない

 

 

今年の春に経験した地政学リスクの高まりは、結果として日本株の絶好の買い場となった。

今回のケースも基本的には同じだと思うのだが、北朝鮮に対しての対応やら金融政策やらで、もう少し複雑で持続性のある悲観要因なのかも知れない。

さらなる波乱に備え、日経平均のプットオプションの購入が膨らんでいるとのこと。また、それに伴いボラティリティも上昇しているという。

それでも、この市場心理に「恐れ」が感じられる状況は、逆に楽観的に挑むべきだと思う。その「恐れ」の市場心理こそが、この上昇トレンドの健全性を示しているのではないか。

 

 

 

 

 

 

今週の日本株市場は、今まで堅調に推移してきた銘柄に調整が入る展開となった。

もし日本株への投資が負け戦であれば、それこそ刀も鎧もかなぐり捨てて、一目散に逃げるべきなのだろう。しかし、どう見ても負け戦には見えない。

むしろ勝ち戦において勝ちを急いではいけない状況ではないか。動き過ぎてはいけないのだ。

一強多弱とも言えるこのビジネスの戦国時代、一強となればアマゾンのようにPER200倍まで買われる企業も出て来る環境下だ。

ある分野で優れた競争力のある企業だと思えば、動き過ぎるべきではない。ヘタに動けば、譲渡益に対する税金で必ず20%は持っていかれる。合理的とは言えないのだ。

2009年にボトムアウトした日本株の上昇は、まだまだ始まったばかりだと思う。動き過ぎれば損をする。

 

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「AOCジュラソン プティ・マンサン」スターシェフに好まれるエレガントな酸

 

 

”エレガントな酸が素晴らしいプティ・マンサン”

フランス南部のピレネー山脈まで40~50Kmの場所に位置する「ジュラソン地方」の白ワイン生産者で、特に三ツ星レストランのスターシェフ達に好まれているという「ドメーヌ・コアぺ」のセミナーに参加させていただきました。

「ジュラソン・・・・・いわゆるシュッド・ウエストのひとつでしょ」みたいな、かなりマイナー感ある印象ではありましたが、かなりの驚きのあるセミナーでした。

ジュラソン地方には約130ヘクタールのブドウ畑があるのだそうですが、そのうちの47ヘクタールはドメーヌ・コアペとのことでおそらくこの地域では最大。

また代表のアンリ・ラモントゥ氏の生まれはワインを造っていた家系ではなく、1978年より独学でワイン生産を行い高品質のワインを造りあげているというから素晴らしい。

そしてメインのブドウ品種であるプティ・マンサンは、この地でしかうまく育たないというから、高品質で評価が高く、さらに参入障壁の高い成長ワイナリーと言えそうです。

 

 

 

 

 

 

ドメーヌ・コアぺで最も高評価なのが甘口の白ワイン。ワイン生産を始めて間もない1988年に、甘口ワインのコンクールでいきなりソーテルヌのイケムやアイスワインなどに続き5位の評価を受けたのだとか。

またワイン関係の著名人が集まって行われた「オマールエビのバニラ風味に合うワイン」では、イケムなどを抑え、ドメーヌ・コアペの甘口ワイン「カンテサンス・デュ・プティ・マンサン ジュラソン・モワルー」が最も相性の良いワインとして選ばれたのだそうで、そのキレイな酸が素晴らしく合うのだとか。

そしてメンバーの一人であったロマネ・コンティのオーナーから、ぜひワインを購入させてほしいという申し出があったというから素晴らしいストーリーです。

またペアリングの第一人者と呼ばれ、ワインから料理を発想するスーパーシェフのアラン・サンドランス氏は、コアペの爽やかな甘口ワイン「ノブレ・デュ・タン ジュラソン・モワレー」を好み、このワインのために生のフォアグラをキャベツで包んで蒸す料理を開発したのだとか。

コアペの甘口ワインは、貴腐でもなくアイスワインでもない、独自のパスリアージュと呼ばれる方法で行われるとのことで、ブドウの房の付け根の茎を人の手でつぶし、人工的に水分供給を少なくし乾燥させる方法。収穫は真冬。

辛口ワインの方も同じくプティ・マンサンのエレガントな酸が素晴らしく、どことなくソーヴィニョン・ブランに似ている。

スーパーシェフの一人であるピエール・ガニェール氏は、春になるとコアペの辛口白ワイン「ジェゼージュラソン・セック」とアスパラガスのペアリングをメニューに載せるのだそうです。

穏やかで、キレイで、そしてしっかりとした酸のあるジュラソン地方のプティ・マンサンを主としたブドウ品種のワインは、甘口でも辛口でも、特にプロに好まれる食中酒としての素晴らしさと驚きがあると感じた次第です。

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「高級ワイン市況」金融相場のゆくえ

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークから6年経過。

2014年7月に底入れしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、再び上昇傾向にある。ワイン価格を上昇させた一因の背景には、英ポンド安や人民元安、世界的なカネ余りなどのマクロ経済からの影響がある。

そんな金融市場の混乱は、ワインの収集や投資にどう影響を与えるのか?

また、高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

そして、ワイン価格はこの先値上がりするのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察します。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ワイン・インデックス2012年6月から2017年6月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、前月末から1.04%上昇。4月の安値から値を戻し2011年10月以来の高値にある。

5月から6月にかけて値上がり率の大きかった銘柄は、4つの地域をそれぞれ代表する銘柄。

もっとも値上がりした銘柄は、ブルゴーニュのトップブランド「DRCラ・ターシュ2011」で13.2%上昇して1ケースは£24,736。4月の価格のセットバックから上昇に転じている。「DRCラ・ターシュ2012」も10.2%上昇して、値上がり率は2番目の1ケースは£27,108。

その次に上昇率の大きかった銘柄はカリフォルニアを代表するブランドである「オー・パスワン2012」で9.7%上昇して1ケースは£2,600。

サンジュリアンの「Ch・レオヴィル・ポワフェレ2010」、スーパータスカンの「ソライア2010」と続く。

一方もっとも値下がり率の大きかった銘柄は、先月にもっとも値上がりしたボルドー、サン・ジュリアンの「Ch・レオヴィル・ラス・カーズ2010」で6.2%下落して1ケースは£1,755。

「ポール・シャブレ・エネ エルミタージュ・シャペル2012」は3月の高値から値下がりし、さらに6月に値を下げた。この2ヶ月の期間ではもっともパフォーマンスの悪い銘柄のひとつとなった。1ケースは先月から3.2%下落して£840。

スーパータスカンは「ソライア」意外にも「サシカイヤ2008」「ティニャネッロ2008」が買われ、この一年で8.25%と10%それぞれ値上がりしている。

 

高級ワイン市場は世界的な過剰流動性を背景にした、金融相場の様相を呈しているとみられる。

投機目的の保有が多く含まれているとみられるLiv-ex保管倉庫のワイン在庫量は、大きく膨れ上がっているとのこと。また高級ワインのなかでも、特に高額なDRCブランドが1ヶ月に10%以上も値上がりするのだから凄まじい。

在庫量の増加は上値が重いことを意味しているが、それでもカネ余りの状況は続いているとみられ、上値が重いからと言って価格はすぐに値下がりしそうもない、ということではないか。

2011年6月にピークを付けた中華系が主導したボルドーワインバブルの時には、Liv-exのワインインデックスと中国株指数が同じような値動きをしていた。

そして今回の場合は、金融政策に影響される米国株などの資産の値動きに「高級ワイン市況」は影響を受けそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ホッピー・アートランド2017-07

 

 

世界で活躍するアーティストによる、ホッピーを題材にしたアートカレンダーの7月です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2017-07のアーティストはオランダ在住のニック・リーフェヴァ】

ニック・リーフェヴァは、オランダを拠点に活動するアーティスト。

EUを中心にサミットや映画祭のロゴデザインからミュージシャンのアルバムジャケットデザインまで幅広く作品を提供。同系色ながらも渋みのあるカラフルな色使いが得意で、コラージュのように重なり合う立体感のある作風が特徴。

今作品の制作にあたり常に自然の造形美からインスピレーションを受けるという彼は、ホッピーの原料であるホップのさまざまなフォルムを画面に散りばめ、真ん中にホッピーボトルを描いた。

老舗の伝統と革新を表現しようと木版の浮世絵のテイストを醸し出しつつ色味はポップなトーンに仕上げ、ボトルを2本にした理由については「仲間と乾杯してホッピーを楽しもう」というメッセージを込めたという。

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お疲れさんな蒸し暑い一日の後におススメしたいのは、シークヮーサー入りホッピーです。

回復する感ありますよ~

 

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「ヴィーニョ・ヴェルデ」蒸し暑いからこそウマい

 

 

いや~すさまじい蒸し暑さですね。

それでも、だからこそ”ウマい!”酒があるのです。

その一つが、間違いなくこのポルトガルの緑のワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」でしょう。

 

 

 

 

 

 

【テッラ・ノッサ ヴィーニョ・ヴェルデ】Alc9% 微発泡

緑のワイン(ヴィーニョ・ヴェルデ)という呼び名のとおり、まだ緑色のレモンを絞ってジュースにしたような、爽やかな味わいの微発泡ワインです。

辛口の白ワインですが、ほんのりとしたフルーティーな甘みを感じます。淡く爽やかな泡立ちとアルコール分が低いことによる軽快な飲み心地は、まさに蒸し暑い日に飲んで美味しいワインです。

 

蒸し暑いこの時期だからこそ、そのフレッシュで爽やかな味わいがたまらなく美味しいヴィーニョ・ヴェルデは如何でしょうか?

 

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