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「酒屋の株話」理不尽に売られた相場の末路

 

 

今週の日経平均株価は上値を試す展開ではあったが、23000円を回復するまでには至らなかった。

価格が下がれば投資機会をうかがう動きはあるが、買い上がるほどに強気ではないようだ。

日経平均株価は急上昇の後、堅調ではあるが高値の更新もない調整期に入ったようだ。

 

 

 

 

 

 

中小の個別株に目を転じれば、今のカネ余りに市場の流動性がついていけないような状況があるように見える。

取引参加者をザックリ分ければ、外国人投資家や個人投資家などに分かれるが、その取引の中身はバラバラだ。

いろんなタイプの人が、いろんなアイデアを持って取引に参加している。そんな状況が市場参加者を振り回し、また振り回されることになる。

昨日は分割と新株予約券の第三者への発行による増資を発表した成長株が急落した。分割なのだから買われても良さそうなものだと思ったのだが。

大手証券会社への第三者割当であるため、コールオプションに似たその増資の仕組みに対応して大手証券会社がいわゆるマーケットニュートラル戦略のためのアゲインスト・オプションでの売りを入れたのか。

もしくはそんな売りを見越して投機筋が売ったのか。

それとも、個人の信用の買い残が多いため、その投げ売りを狙って投機筋が力ずくで値を下げたのか。

または、値下がりしてもおかしくないような誰も知らないファクターでもあるのか・・・たぶんこれはない。

ファンダメンタルズを無視した状況で、売買の需給バランスが崩れたのだろう。つまりは流動性の問題だ。これを流動性のワナと呼ぶのかも知れない。

もしこれが投機筋の思惑なら、膨れ上がったカネ余りを背景とした取引状況は、中小の銘柄をオモチャにでもしているかのようだ。

弱い買いのポジションは、簡単に食われてしまう可能性がある。

またそんな理不尽に売られた相場は、業績を買うべきなのだ。

再帰的な動きに期待したい。

 

 

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まるでシュッド・ウエストのバリュー・ボルドーだ

 

 

シュッド・ウエストの試飲会に、もう何年も前に酒倶楽部ステップで販売させていただいたワインが出ておりました。

当時は、ハリウッドの人気俳優が飛行機で買い付けに行くワインということで人気がありました。

久しぶりに味見してみると、あらためてその質の高さとお得感を感じた次第です。

 

 

 

 

 

 

【シャトー・ブースカッセ と シャトー・モンテュス】

この地の有名生産者であるアラン・ブリュモン氏が土着品種であるタナをメインに造るワイン。

昨今のボルドーワインやブルゴーニュワインの価格高騰で、その素晴らしく優れたコストパフォーマンスがますます際立っているワインだと思います。

まさにシュッド・ウエストのバリュー・ボルドーワイン言えるワインでしょう。

シュッド・ウエストの「カオール」や「ベルジュラック」の赤ワインが優れていることは知っていますが、このアラン・ブリュモン氏のワインは「マディラン」「パシュラン・デュ・ヴィック・ビル」「コート・ド・ガスコーニュ」から造られるワイン。

流石はシュッド・ウエスト、生産者によって様々なんですね。驚きのあるワインはまだまだ沢山ありそうです。

まるで、地名が軽井沢の高額な別荘と、すぐ隣で同じ条件の違う地名のお得な価格の別荘とどちらを買うのか、みたいな状況ではないかと感じた次第です。

ハリウッドの有名俳優が、飛行機で買い付けに行く理由が分かるような気がします。

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コート・ド・ガスコーニュのシャルドネ

 

 

フランス南西地方(シュッド・ウエスト)の試飲会に参加させていただきました。

シュッド・ウエストはボルドーとラングドック、ルーションに挟まれた地域。

その個性は様々で、造り手のみなさんが、いろんなぶどう品種を使って、好きなようにワインを探求している感じが素晴らしく魅力的です。

また、そんなイメージはラングドック地方やルーション地方と重なりますが、なかには「これ、バリューボルドーだろう!」みたいなワインもあるから、余計に楽しいかも知れません。

そしてシュッド・ウエストの最大の魅力は、なんと言っても食事と合わせることで引き出される味わいの魅力と、そのお得感ある価格でしょう。

そんなシュッド・ウエスト地方の試飲会で見つけた、魅力的なコート・ド・ガスコーニュの白ワインがありました。

 

 

 

 

 

 

【IGPコート・ド・ガスコーニュ ドメーヌ・ラ・イテール】

この地方の白ワインはどちらかと言えば淡麗な味わいが多く、涼しい地域であると想像できます。

また、穏やかでみずみずしい味わいは、幅広い料理との相性の良さを感じさせます。

辛口白ワインには「ユニ・ブランのブレンド」「ソーヴィニョン・ブランとセミヨン」「シャルドネ」と、流石はシュッド・ウエストです。

その中でも特にシャルドネが魅力的でした。上品でエレガント、穏やかながらフレッシュ、やわらかさのある香り、この地ならではのシャルドネの味わいでしょう。

これで価格は2千円以下ですから、シュッド・ウエストはラングドック、ルーションに、まったく負けてないぐらいに魅力的だと思った次第です。

歴史あるドメーヌと新しいドメーヌが混在するシュッド・ウエストはおもしろそうです。

 

 

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マムシさんがステップにやって来た

 

 

「TBSラジオ 毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」が酒倶楽部ステップにやって来ました。

たくさんの方々にご来店いただきました。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

流石は48年続いているご長寿番組です。

15分ぐらいの番組なのですが、生放送が始まる前のひとときと、終わってからのひととき、集まった皆さんに楽しいお話しをしてくれるんですね。

だから、生放送の収録現場は、ラジオを聞く何倍も楽しい。もちろんマムシさんの番組だからなのかも知れませんが。

また、マムシさんは何でも良く知ってます。お酒の種類はもちろんですが、商売のこと、酒蔵さんのことと、よくご存知です。

それから、おやさしい。足の不自由なご高齢の方には、「ゆっくりでいいからできるだけ歩いて出かけた方がいいよ」とアドバイスされておりました。

ホントに歩くパワースポットですね。みんなが元気になったようで、集まったみなさんは、元気よく、また和やかにランチに出かけていきました。

みなさん良い一日になったようです。

そんなマムシさんの番組に出させていただいて、大変にうれしく思います。

 

 

 

 

 

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「オーパス・ワン2013」最高評価ヴィンテージで出し抜く

 

 

いよいよ忘年会シーズンのスタートです。もしくは、外資の企業も多い昨今ですからクリスマスシーズンのスタートでしょうか。

今どきの主流は1次会だけで夜の10時にはお終いなのだとか。

韓国の大手企業に至ってはさらに厳しく夜9時終了とのこと。もちろん1次会のみで、酒は1種類だけ。

つまり、だらだらと飲みながらしゃべってないで、うまい酒を楽しんだら、ちゃっちゃとお終いにしなさいってことなのでしょう。仕事も酒も長時間はダメな世の中に変わったようです。

今どきの忘年会とは、宴会コースの飲み放題で料金と時間を確定しておいて、そこに気の利いた酒を持ち込むのが主流なようです。もちろん親会社や取引先の忘年会なら、そういう気遣いが必要なのでしょう。

前置きが長くなりましたが、そんなシーンに実力を発揮するのが、いわゆるベタな高級酒。つまりほとんどの人がその価値を知っている酒です。

そこで、お酒は1種類、1次会だけ、夜の9時に終了、でも印象に残るであろうお酒のご紹介です。

 

 

 

 

 

 

【オーパス・ワン2013】

森伊蔵や獺祭を出し抜こうと思えばコレでしょう。

しかも、2013年ヴィンテージはオーパスワンの中でも過去にないほどの最高評価を受けるワインなのです。

それほどまでに偉大なワインを、この2017年の年末に飲むのはもったいない気もします。それでも今後の熟成の可能性等が会話に加われば、なかなかに良い忘年会となりそうな気がします。

また、先日カリフォルニア・ワインの銘醸地帯を襲った大規模火災にも、思いを馳せることになるのかも知れません。

 

忘年会やクリスマス・パーティーに最高評価のオーパスワン2013は如何でしょうか?

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