5月17日にスイスのジュネーブで競売大手クリスティーズのワインオークションが開かれました。そのハイライトでまたまた出ました最高値!!
写真は高級ワインの聖地ロマネ・コンティの畑。
高級ワインの中では有名過ぎるほど有名な、高級ワインを代表するロマネ・コンティ。その中でも神話的、伝説的なヴィンテージが1945年なのです。
ジュネーブで5月17日に開かれた競売大手クリスティーズのワイン・オークションのハイライトとして出品されたロマネ・コンティ1945が109,250スイスフラン(約1千万円)で落札されたのだそうです。これはブルゴーニュ産赤ワインとしては最高額とのこと。
ロマネ・コンティの中でもこの1945年は特別中の特別ワインなのです。まず、1945年までのロマネ・コンティとそれ以降のロマネ・コンティでは味わいが違うと言われています。
ヨーロッパのブドウを襲った害虫フィロキセラにより、ロマネ・コンティもまた古樹を1945年に抜き捨てたのです。そのため次のヴィンテージは1952年まで待たなければなりませんでした。1945年のブルゴーニュは暑くて乾燥した夏となり、収穫量は少なかったのですが、非常に高いクオリティーのブドウとなったのです。そしてそのワインは特別なフレーバーを持つ非常に出来の良いワインと言われております。
そして1945年が終戦の年というのも、その偉大なワインの伝説のひとつとなっています。
生産量も少なく、たったの600本。今回出品されたのはその600本の中の一本で、2007年5月に行なわれたクリスティーズのチャリティオークションで落札されたもの。4年間で価格がほぼ倍になったことになります。
非常に希少価値の高いヴィンテージの超有名高級ワイン。自分のワイン・コレクションの中にこのワインが一本あるだけで、同じワイン・コレクター間では超有名人になれること間違いなしですね。
貧乏人の自然な疑問としては、「ロマネ・コンティ1945を落札された方は飲むのかな?」「これ以上寝かせて中身のワインはどうなのかな?」って思っちゃいますよね。まさか更に高値を狙っているとか・・・・・!(汗)スゴイ世界です。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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