今年のボジョレー・ヌーヴォーは、何だか大手小売店の安売り合戦と化している様相ですね。いくら円高が進んだからといって安くなりすぎな感じがするのですが・・・・!(汗)
昨年の格安ボジョレー・ヌーヴォーが1本750mlで980円ぐらいだったと思うのですが、今年は一気にその半額以下!そこまでする努力は素直に素晴らしいと思います。
今年は大手スーパーでの価格が1本500円。何でも安く販売する大手のお店では400円台の後半。これが最安値かと思ったら、先程ご来店されたお客様のお話では、どこか違うお店さんで「300円台の後半の値段が出てたわよ~!」っておっしゃってるじゃーないですか!?
想像するに、例えばフランスのボジョレーワイン生産者からの渡し価格が1.5ユーロ(160円ぐらいか)だとして、それから空輸ですから高い運賃を払って日本へ輸入することになります。通常のボジョレーヌーヴォーだと空輸分のコストとして1本あたり1000円ぐらい販売価格は高くなります。
一般的な輸入方法では380円とか500円で販売するのはどう考えても難しい。想像でしかありませんが、大量にワインを発注して価格条件を引き出し、なおかつ安い空輸の方法で運び込むしかないように思えます。これで、利益も出すのですから大変なことです。中小のワイン輸入業者には、タダでワインを譲り受けても難しいような気がしてしまうぐらいです。
で、酒屋の素朴な疑問としては、ボジョレーヌーヴォーをビックリするぐらい安い価格で販売すれば、やっぱりビックリするぐらい売れるのか?ということ。
安く販売するには大量に仕入れるのが常識的な行動ですから、ひょっとしたら今日お客様が言ってた300円台後半の価格というのは、他の小売り店の安値を見て、赤字覚悟で値下げしたのかも知れませんね。
ホントは酒類業界でそれやると「乱売だ~!」ってな理由で税務署さんから怒られるハズなんですがね~!(汗)ま、背に腹は代えられないってことでしょうか。
これで、「ボジョレー・ヌーヴォーは安物ワインだ!」ってイメージにつながらなければ良いのですが・・・・・・!(汗)
酒倶楽部ステップには、格安ボジョレー・ヌーヴォーはありませんが、質の良いボジョレー・ヌーヴォーの在庫はまだございます。
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