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「ボジョレー・ヌーボー」イオンが最大の輸入業者に!

日経新聞によりますと明日解禁となるボジョレー・ヌーボーはサントリーやメルシャンなど酒類大手が輸入量を減らし、対してイオンや西友などスーパーやディスカウントストアが輸入量を増加させたとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひょう害などでボジョレー地方の今年のブドウ収穫量は例年の半分程度で「史上最悪の数量」と呼ばれる程、仕入れ値は1~3割り上昇しているのだそうだ。

そのため、サントリーやメルシャンなどの酒類大手は、品質や採算性、市場環境に配慮して販売量を減らしているとのこと。数年前まで見られた芸能人を呼んだ解禁当日のパーティーの予定もなく、大がかりな販促活動はないのだとか。

対してイオンは事前に価格を決めて特定のワイナリーから大量に買い上げる方式で、優先的に商品を供給してもらうのだとか。ペットボトル入りの格安商品も含めて15%増の10万ケース以上を販売する最大の輸入業者となった。

西友も親会社であるウォルマートの調達力を生かし輸入量が30%増加。スーパーやディスカウントストアの低価格ボジョレー・ヌーヴォー大量輸入で今年の全体の輸入量は前年を数%上回りそうなのだとか。

 しかし金額ベースでは酒類大手は1本2000円前後の商品が中心だが、スーパーやディスカウントでは1本1000円以下であるため、酒屋のオヤジとしては酒類大手が金額でスーパーなどを上まわると推測します。

完全にコモディティー化した感のあるボジョレー・ヌーボー。ディスカウントストアでは昨年に引き続き1本490円で販売するようだ。

空輸されるヌーボーをどうやってこんな価格で販売できるのか不思議ではありますが、「安いから今日は発泡酒の代わりに・・・・・!」みたいな、お祭り気分とはほど遠いお酒になってしまったようです。

今年は国産新酒ワインの人気が高まり、一部商品は割り当てになってしまいましたが、その人気の背景にはボジョレー・ヌーボーのコモディティー化があるのかも知れませんね。

酒倶楽部ステップでは今年も引き続き「お祭り気分になれるボジョーレ・ヌーボー」を販売させて頂きます。究極のボジョレー・ヌーボーをお楽しみください。

 

 

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ボジョレーヌーボー2012解禁日まじか!

ボジョレーヌーボー2012の解禁日は11月15日(木)!

 

 

 

 

 

 

 

酒倶楽部ステップ一押しのボージョレーヌーボーの「ジャン・クロード・ラパリュ」が今到着しました。

なぜ木曜日が解禁日なのかというと、週末のボジョレーヌーボー解禁パーティーのためには木曜日が丁度良いタイミングだから!フランスではお手頃価格のヌーボーを買い求め、週末にホームパーティーを楽しむ方が多いのだそうです。

 今年のボジョレーヌーボーの生産量は例年に比べ天候の影響で大幅減となりましたが、品質は良いとのこと。日本は最大のボジョレーヌーボーの輸出先であるため優先的に出荷されるようです。

 ボジョレーヌーボーの消費はその6割がフランス国内、残りの4割のうち2割が日本向けで、後の2割はアメリカやドイツなど百数十カ国向けに輸出。輸出量は圧倒的に日本が多いのです。

初物好きの日本人の嗜好にピッタリとハマった感じでしょうか。一年に一度きりで、しかも世界で一番最初に解禁日を迎えるというのも人気の理由かも知れません。

またその昔、フランスがドイツ軍に占領された際に、作家などの知識層がリオンに移り住んでヌーボー解禁のお祝いをしたというようなストーリー性も魅力の一つかも知れません。

それでも日本の輸入量はピークから半減しているのだとか。

今週末はフランスのあちらこちらでボジョレーヌーボー解禁のパーティーが開かれるようです。日本でもテレビやラジオでボジョレーヌーボーの話題が増え、ワインが飲みたいムードへといざなわれますね。そして週末にかけて日本のワイン消費量は一気に増加!ワイン系飲んべーさんが増えることになります!(笑)

ワインが飲みたくなるムードへと無意識にいざなわれる今週末、一年に一度きりのヌーボー解禁日です。ぜひぜひ楽しくて美味しいボジョレーヌーボー家パ(ホームパーティー)を満喫して下さいね。

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「清酒二本ゆわき」結婚祝いの水引き”結び切り”

結婚のお祝いに「大吟醸酒二本ゆわき」の注文を頂きました。

結婚祝いの場合、水引きの結び方は「結び切り」でないといけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結び切りの清酒二本ゆわき

日本の伝統的な礼儀作法の一つとして、のし紙や水引きには決まりごとがあります。

水引の結び方は大きく分けて、一度結ぶと引っ張ってもほどけない「結び切り」と、ほどけて何度でも結べる「ちょう結び」があります。結婚式や弔事(ちょうじ)では「一度きり」という意味で「結び切り」を、出産や昇進などの慶事一般では、「何度あってもよい」ので「ちょう結び」を使うのが一般的。

水引きの色は慶事では赤白や金銀、弔事では黒白や黄白などを使い、いずれの場合も濃い色が右側にくるようにします。

表書きは結婚祝いの場合には「寿」が一般的で、その他にも「御結婚御祝」や「御祝」となど。自分の名前は水引きの結び目の下に書きます。

一般的には「水引き」や「のし」が印刷された「のし紙」をテープで張り付けることが多いのですが、富山県では必ず写真のような「水引き」を用いるのだそうです。

より心のこもった贈り物であるとの気持ちを表そうと思えば、印刷されたのし紙を張りつけるよりも、富山県で行われているように伝統的な「水引き」を用いるのはどうでしょうか。

大切な方にお酒をプレゼントしようと思えば、中身が美味しいのは当然ですが、見た目も大切だと思うのです。

 

 

 

 

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「4リットル焼酎」災害用備蓄に!

先日、ご近所の会社の社長さんがご来店されました。

社長さん曰く「災害用の備蓄に4リットルのペットボトルに入った大容量の焼酎を加えようと思うんだ!」と。

災害時に会社の従業員やご近所の方々の気持ちを、お酒により落ち着かせることも重要だとお考えになった様です。また、緊急用の消毒剤や殺菌剤としても焼酎は役に立つのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

災害時に一緒に持って逃げだす防災グッツの中に、わざわざ重くて大きい大容量の焼酎を加えるのは全く意味のないことだと思います。

しかし、この社長さんのように自社で比較的広いスペースを所有しており、万が一の時には社員はもちろん近所の方々も避難してくる可能性があると考えられる場合には、ひょっとしたらお酒の存在は大変にありがたく感じるのかも知れません。

 酒屋として、この社長さんの考えは素晴らしいと感じました。

もちろん酔っぱらうほどに飲んではいけませんが、気持ちを落ち着かせたり、身体を温めたり、消毒や殺菌に使ったり、眠って身体を休めたりするのに役立ちそうです。特に災害や災害による辛い状況で極度の緊張状態となった身体を休めるのには役立つような気がします。

 焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は劣化しにくいため保存には最適。防災グッツに焼酎は必要ありませんが、災害用の備蓄には、焼酎を加えるのも良い考えではないでしょうか。

 

 

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グランヴァン(ボルドー)市場はオランダのチュウリップになるのか?その17

グランヴァン(ボルドー高級ワインがメイン)価格はブラックマンデーすぐ後の1988年からボルドーワインのインデックス・ベースで2011年までに約20倍まで高騰。はたしてグランヴァン市場はバブルなのか?もしそうなら、今後そのバブルは崩壊するのか?を酒屋のオヤジなりに考えます。今回はその17回目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 2012年7月から11月8日までの高級ボルドーワイン・インデックスの推移。

“高級ボルドーワイン・インデックス再び下落傾向!”

2011年6月末にピークを付けてた高級ボルドーワイン・インデックスは、2012年7月11日まで約34%の下落。その後は横ばいが続いていたが、ここに来て再び下落基調を強め、昨年にピークを付けて以降の最安値をここ数日間で更新。

 高値から最も値下がり率の大きいのがシャトー・ラフィット・ロートシルト。その中でも最も下落の大きいヴィンテージが2011年に中国系が大きく買い上げた2008年ヴィンテージで、ピーク時の半値以下まで値下がりしている。次が2003年ヴィンテージで約45%の下落、その次が偉大な年と呼ばれる2000年ヴィンテージで約42%の下落。

ラフィットの 2000年~2008年ヴィンテージの平均下落率は約41%。次に平均下落率が大きいのがオーブリオンで約34%。その次がムートン・ロートシルトで約33%。その後にマルゴー、ラトゥールと続く。

 昨年の7月に書いたブログでのエリオット波動理論でのテクニカル分析が、今のところ当たっていると言えるかも知れません。⇒ https://www.stepstep.biz/wine/grandvinesono3

 現在の値動きをエリオット波動理論にあてはめてみると、ピークを付けてから価格が下落している中での値動きの波動は、第一波で大きく値下がり、第二波で横ばいからやや戻り、第三波で第一波の半分ほどの下落、第四波が上の写真にある夏から続いている横ばいからやや戻り、そしてここ数日の間に始まったと推察される下落第五波。

この下落第五波の下落が終了すれば、ひとまず大きな下落は一休み。次の大きな下落トレンドが始まるまで、アップサイドへの戻りを見せるか、横ばいでの動きになるとされている。もし近い将来に高級ボルドーワインを購入したいとお考えの方は、下落第五波の終了レベルが購入のチャンスとなるのかも知れません。

第五波の下落幅の目安は、第三波の下落幅と同程度(第一波の半分程度)とエリオット波動理論では推測され、第一 > 第三 ≒ 第五 の下落パターンとなるようだ。その下値めどは2008年のリーマンショック時に値下がりして付けた安値と同レベルになるとみられる。

 また上昇幅に対するとりあえずの下落幅目標がフィボナッチ数からくる38%、50%、62%とされており、第五波での下落によるリーマンショック時と同レベルは、38%に近い水準となるようだ。

 つまり、エリオット波動理論によれば、ここ数日で始まった第五波での下げが終了すれば、その後はしばらくは高級ボルドー価格の下落は、しばらくお休みの期間となるということでしょうか。

もちろん予測どうりの価格形成になるとは思いませんが、ここで始まった投げ売りと推測される売りが一巡すれば、とりあえず落ち着くということだと思います。

 

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