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「コート・ド・ボルドー」人気急上昇中のワイン生産地!

「コート・ド・ボルドー」のセミナーに参加しました。

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「コート・ド・ボルドー」とは、どちらかと言えばボルドーの中でもマイナーな丘陵地帯の生産地域4つが集まった、2009年に誕生した認証(AOC)。

「コート・ド・ボルドー」として活動を始めて以来、この地のワインの売り上げは、そのコストパフォーマンスの良さから国内外の市場で急上昇中なのだそうだ。

特に輸出が好調で2012年には35%の増加。主にアジアの国々で伸びており、中国+71%、香港+44%、日本+27%。また英語圏でも好調でアメリカ+30%、イギリス+40%。

輸出先としては日本はベルギー、中国に次ぐ第三位の市場。

ボルドー全体では生産量の38%が輸出されているのに対し、コート・ド・ボルドーはまだ18%の輸出に向けられているだけのため、まだまだ伸びる可能性が高いのだとか。

 コート・ド・ボルドーのコートとは丘陵地帯の意味。全てボルドーの右岸に位置する「ブライ」「フラン」「カスティヨン」「カディヤック」の4つの集合体で、ほとんどが小規模な約1400人の生産者が約7500万本を生産している。これはボルドー全体の約10%の生産量。

生産されるワインはほとんどがメルロー主体で、カベルネ・ソーヴィニョンなどがブレンドされている赤ワイン。飲みやいが、骨格のしっかりとした味わいのある赤ワインだと思います。

 昨日も書きましたが、最近では為替変動の影響なのか、南米などの好景気の影響なのか、いわゆる新世界ワインの割安感が薄れてきたように思います。

いま注目したいお得感のある産地は、コート・ド・ボルドーをはじめとした、メジャーワイン生産国の、小規模生産者の多いマイナー生産地だと思うのです。

世界で人気急上昇中のボルドーのマイナー生産地「コート・ド・ボルドー」。今後、要注目のワイン生産地の一つではないでしょうか。

 

 

 

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「卓越のフランスワイン」試飲会

日本未入荷のワイン&スピリッツ合同試飲商談会です。

あまり時間がなくて、じっくりと試飲ができませんでしたが、いくつかご紹介します。

最近では為替の影響なのか、南米の好景気の影響なのか、いわゆる新世界ワインの割安感が薄れ、逆にフランスやイタリア、スペインなどで、どちらかと言えばマイナーな産地のワインに割安感が出てきたように思います。

そんな状況の中で、今回のようなどちらかと言えばフランスのマイナーな産地のワインが多いワイン試飲会は、酒屋のオヤジにとって興味深い試飲会・・・・・でも時間がなかった・・・・(汗)!

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ロートレック美術館公認のワイン。ロートレックの出生地の近くであるスペインの国境近くのガイヤック地方の協同組合のワイン。ロートレックのラベルなんかが貼ってあると、ともすれば「見た目勝負か!?・・・・・で肝心の味はどうなのかしら?」みたいな印象を持ったりもするわけですが、これがまた中身も良く出来たワイン。ガイヤック地方の地ブドウをメインにブレンドされたワインで果実味が豊か。

また、このガイヤックの協同組合の微発泡白ワインで、ロートレックのラベルではないのですが、地ブドウである「ロワン・ド・アイユ(たぶん!?)」をメインにした、お寿司に合うワインが爽やかで美味しかった。生牡蠣やサーモンなどシーフードとの相性が良いのはイメージどおりだが、相性の良いお料理の写真にスイーツの「イチゴのムース」があり、これがなかなかイケるアテになるらしい。

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こちらは、いわゆる正統派ボルドーワインのシャトー・ロジャック。曰く、「日本へは70年ぶりのご紹介です!」って。その昔に日本へ輸出されていたワインで、明治36年に賞を受賞しているワインなのだそうだ。

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 明治36年の賞状。大河ドラマで島津斉彬とか徳川慶喜がワインを飲むシーンがありますが、その当時にCh・ロジャックを飲んだのかも知れませんね。もちろん江戸や明治の時代では、それなりの地位の方々しか口にできなかったワインだったのだと想像されます。

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ヴィンテージ・アルマニャック。なんと1900年ヴィンテージからストックしているというアルマニャックの小規模生産者。香りも味わいも良いのに、なんとなく地味なイメージのアルマニャック。だからこそ古いヴィンテージのものがまだあるのかも知れません。

ウイスキーやワイン、コニャックなどと比べると、やたらと割安感を感じるお酒ではないでしょうか。ふと、「輸入とかしちゃおうかな!」なんて考えちゃいました。

他にもラングードック地方の地ブドウ「ブブレ(たぶん)」の白ワインなど、興味深いワインがたくさんあった様なのですが時間が足りませんでした。次の機会を楽しみにしたいと思います。

 

 

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<ブルゴーニュワインと和食の繊細なマリアージュ>

ブルゴーニュワインの業界向けワインセミナーと試飲会です。

セミナーのテーマは「ブルゴーニュワインと和食の繊細なマリアージュ」。この大盛況のセミナーはキャンセル待ちでないと参加できなかったほど。いかに日本でブルゴーニュが注目されているかが分かりますね

ブルゴーニュワインにとって日本市場は非常に重要で、輸出量はアメリカ、イギリスに次いで第3位。また、日本への輸出は伸びており2012年ではグランクリュものも含めて20%の増加となったのだそうだ。

注目の大変に厳しいと言われている2012年のヴィンテージは、ブドウの収穫量で平均で25%の減少、天候被害の大きい場所では60%の減少となったが、最も重要な9月の天候が良かったことから ”品質は良い”とのことで、2012年ヴィンテージのブルゴーニュワインは品質は良いが供給量が少なくなるようだ。

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 なぜ、ブルドーニュワインと和食が合うのか?

ブルゴーニュワインは食事と一緒に飲むことを最も大切に考えている。世界の繊細な味わいの料理と言えば「日本料理」と「フランス料理」だが、ブルゴーニュワインの特徴もエレガントで繊細、透明度のある味わい。

また熟成したブルゴーニュワインには、すでに熟成されている鰹節やこんぶの旨味のある出汁に関する香りや味わいが感じられる。

 

このセミナーの講師である有名ソムリエさんの話を聞き、なおかつ実際にワインと料理の組み合わせを試してみて感じたのは、「ソムリエさんレベルの考える組み合わせとは、まるで迷宮の世界だ!」ってこと。もちろん良い意味で。

いまどき、「醤油や味噌味には赤ワイン」「柚子風味には白ワイン」ぐらいのレベルでは、ソムリエとして”20年は遅れた考え方だ!”と笑われてしまうレベルらしい。形状や温度、付け合わせ・・・・・・といろいろな要素を考慮する必要が今ではあるらしいのだ。

「軽やかなブルゴーニュの赤」に相性の良い料理として「茄子の素揚げ」を試した。

通常このような場所では、ワインを飲み込まず、口に含んで吐き出すため、料理とワインを一緒に口に入れることはなく、どちらかが後か先になる。

先ず、ワインを味わい、その余韻のあるうちに茄子を食べてみる。「茄子の素揚げ」の甘味が強調され油分もあり、よりその料理が美味しく感じられた。・・・たぶんこれが合うということだろう。

その後、茄子を先に食べ口の中に食べ物がなくなったところでワインを含む。茄子の甘味、油分が残っているためかワインの酸味、渋味が強調され・・・・・これって合ってるのかな?みたいな印象。良く言えば「もっと甘みのある茄子が食べたい!」といった印象。

たぶん、この「茄子の素揚げ」をより美味しく食べたいと思えば、この組み合わせは素晴らしい。しかし、ワインをより美味しく楽しみたいと思えば、ひょっとしたらベストな組み合わせではないかも知れないってことでしょうか。

それでも全体的な印象としては、もちろんブルゴーニュと和食は合うのですが・・・・・・でも難しい!!

ワインを扱う業界人として、大変に勉強になりました。

でも、あんまり考えすぎずに、食べたり飲んだりする方が幸せかも知れませんね!

 

 

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「醸造アルコール」鑑評会の大吟醸にはほとんど入ってる

清酒メーカーの営業さんから資料として業界紙のコピーをいただきました。そこには聖徳銘醸の西岡取締役工場長による「醸造アルコール」に関しての記事が掲載されておりました。

酒屋には「酒は純米酒に限る!」というお客様は確かにおられます。しかし「酒は醸造アルコールを添加した酒に限る!」というお客様はたぶんおられません。

ではなぜわざわざ醸造アルコールを添加したお酒があるのでしょうか?

一応付け加えておきますが、このブログ記事は「純米酒」や「醸造アルコール添加」が良いとか、悪いとかの話ではありません。純米酒には純米酒の良さがあり、醸造アルコールを加えたお酒には、また違った良さがあると考えております。

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「吟醸酒の香りはカプロン酸エチルと酢酸イソアミルが主成分だが、これらは非常に水に溶けにくく、搾ると粕に香りが残ってしまう。ところが醸造アルコールを添加すると、その状態は大きく改善される。そのため、全国新酒鑑評会の出品酒は、ほとんどがアルコール添加の吟醸酒となる。」

「醸造アルコール」をわざわざ添加する目的とは、醸造中の発酵を安定して止めて、吟醸香を酒の中に閉じ込める効果が期待でき、「清酒の香りを高め」「スッキリとした味わい」にできるんですね。

江戸時代にはもう「柱焼酎」というアルコール添加の技法があったのだそうです。酒粕や米を原料とした焼酎を酒に混ぜて、保存性を高めていたとのことで、腐敗防止の役目をするとともに、味もしゃんとして嗜好品としての幅をひろげていたのだとか。

「アルコール添加」とは日本酒製造の伝統技法なのです。

では醸造アルコールとは何か?

原料として最も一般的なものは「廃糖蜜」で、これはサトウキビから砂糖を精製する工程で出てくる副産物。糖分は50%以上残っているといわれ、黒糖に似た風味。

これを発酵させて蒸留したものがラム酒。これを連続式蒸留器で再精製して不純物を分離し醸造アルコールにする。

純米酒には純米酒の良さがあるわけですが、アルコール添加の技術が確立されたことにより、また違った味わいの、よりバラエティーに富んだ味わいを楽しめるようになったわけですね。

 

 

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「サバラン」コアントローの風味が酒好きには・・・・・♡

お酒をたっぷりと浸み込ませた、飲んべーさんに嬉しいケーキと言えば「サバラン」ですね!

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大宮の某有名レストランの運営するケーキ屋さんの「サバラン」。

お酒のたっぷりと浸みこんだスイーツをアテに紅茶、もしくはお酒が効いてないスイーツでも、それをアテに芋焼酎やラム酒などの蒸留酒を・・・・・・・・(笑)!これらは、飲んべー&甘党の酒屋のオヤジのような者にとっては、たまらない組み合わせ、いやマリアージュなのであります。

 この「サバラン」には工夫がありました。上の写真のサバランに突き刺さっている細長く黄色いのがそれ。なんとスポイトなのです。中にはオレンジリキュールの「コアントロー」とオレンジジュースなどを混ぜた液体が入っていて、食べる直前にそのスポイトからその液体をサバランの中にしぼり出し、生地に浸み込ませるのです。

このオレンジリキュールの風味のよく効いたサバランと、その下に入っているクリーミーなプリンがたまらなく絶妙。ここに追っかけでプレーンな紅茶ってのがまた合う合う!

 と言うことで、ほとんどスイーツ作りのためにしか購入していただけないコアントローのご紹介!

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この「コアントロー」もしくは隣の「グラン・マニエ」と、スポイトがあれば、いただきもののカステラやスポンジ系のスイーツが、飲んべーさんのスイーツとも言えるオレンジ風味の「サバラン」に変身です。

また、アイスクリームなどをアテにしても合う合う!トレビア~ンなマリアージュなのですね!!

 

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