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「クスクス」東京一人ランチ

東京のランチ事情ってホントに偉大です。

だって、ほとんどどんな国の料理でも格安に、いわゆるランチ価格で楽しめるのですから。

生まれて初めて「クスクス」なるものを食べました。お昼にこんな料理を食べる人がいるんだから流石は東京です。

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 お店の人からの説明では、クスクスとは細かくしたパスタなのだそうだ。写真はそのクスクスに子羊と鎌倉野菜のシチューが添えられたお料理。

 店内にはプレミアム感のあるカリフォルニアワインがズラリと並べられており、そこから夜の時間帯はそれなりの価格なのだと理解出来ます。ランチならではのグラスワイン一杯分ぐらいのランチ料金に、なんだか申し訳ないような、ありがたいような気がした次第。

 初めてのクスクスの印象と言えば、料理には辛いチリ系のペーストが添えられており、シチューにその辛いペーストを多めに混ぜれば、なんだかマトンを使ったカレーライスでも食べている様な印象。でもカレーライスよりも遥かにワインに合いそうな味わいといった印象でしょうか。

時間が経つとこのソースと言うかスープがクスクスにしみ込んでしまうため、食べてる途中で店員さんがスープを注ぎ足してくれます。なかなかのこだわりです。

 ちょっと調べたところでは、このクスクスは北アフリカの料理なのだとか。そこからフランスやイタリアに広まって行った料理なのだそうだが、なるほどと思うところがありました。

すごく腹持ちがいいんです。夕方ぐらいになってもお腹がいっぱいのまま。流石はアフリカの料理。

タフな方々に好まれそうな食べ物のようですね。

 

 

 

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グランヴァン(ほとんどボルドー)市場はオランダのチュウリップになるのか?その27

グランヴァン(ボルドー高級ワインがメイン)価格はブラックマンデーすぐ後の1988年からインデックス・ベースで2011年までに約20倍まで高騰。はたして「グランヴァン市場はバブルなのか?」もしそうなら、「今後そのバブルは崩壊するのか?」を酒屋のオヤジなりに考えます。今回はその27回目。

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【グランヴァン(ほとんどボルドー)ワイン・インデックスの2008年9月から2013年9月末までの推移】

2011年6月28日にピークを付けたインデックス価格は、デイリーベースで2012年11月13日まで約34%下落。その後は一方的なリカバリーに転じ3月15日には安値から約12%高い水準まで値を戻した。

それ以降ダラダラとなだらかな下げが続き、3月の戻り高値から5%ほど下げたところで、8月の後半から9月の前半にかけてやや値を戻したが、上値は重く再び売り込まれた。

現在は3月の戻り高値からは6%ほど低い水準でダラダラとしたダウントレンドが継続している。

 市場の傾向に変化はなく、ハイエンドの左岸ボルドーワインは値下がり傾向にあり、他の流通量の低い右岸ボルドーやDRC、シャンパーニュ、スーパートスカーナなどが堅調に推移している。グランヴァン市場全体では流通量の多い左岸ボルドーの影響は大きく上値の重い状況が続いている。

 ボルドーワイン価格を押し上げた中国のワインバブルが弾けて数年が過ぎたが、中国では今年さらに高級ワインの需要が落ち込んでいるようだ。最大需要期である秋の連休シーズンのハイエンド・ワインの売り上げは、人気のワイン小売チェーンでなんと40%を超える減少なのだとか。

 2001年から2012年までの間は、たくさんのお客さんが押しかけて来て、高級ワインを商売のためのギフト用に求めたのだが、今年の秋は状況が一変しているとのことだ。

 昨晩のTVでは、行き過ぎた中国の拝金主義に多くの人達が幻滅しており、国民はキリスト教や儒学に救いを求めていると伝えておりました。

不道徳極まりないような大人の玩具を販売して大金持ちになり、その金でやみくもに高級ワインを買い漁ったり、商売のためのいわゆる賄賂として権力者に高級ワインが贈られたり、中国での高級ワインのほとんどが偽物だったりといった状況に、高級ブランドワインに対しても中国国民が幻滅しているのかも知れません。

 中国がけん引役となって金属や高級ワインの価格を押し上げた、ここ10年ぐらいのスーパーサイクルの終えんは、やはり中国がけん引役となり相場を押し下げることになるのかも知れません。

ボルドーの偉大なヴィンテージである2009年や2010年が、一方的にどこまでも値下がりし続けると考える人はいないと思いますが、2009年、2010年への買いの急所を探るヒントは中国にあるのかも知れませんね。

 ”人の行く裏に道あり花の山”でしょうか。

 

 

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「おみこし」大汗かいて、大お清めだ!

昨日今日とここ蕨市では秋まつりのお神輿が練り歩いております。

半径2Kmぐらいの日本一小さい市が、さらに町内会に分かれてのお神輿ですから、まさにあっちにもこっちにもお神輿がいる状況。

普段はあまり見かけないような、ややいかつい感じの方々が、おまわりさん達に守られながら、ノリノリで大汗かきながら、大お清め!?(笑)している姿は、正直飲んべーの一人としてヒジョーにうらやましい!

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 ちょっと前まではお神輿の担ぎ手が飲むのは焼酎とビール系ばっかりだったような気がするのですが、今年は日本酒を飲んでる人も増えている印象。やっぱりお神輿には日本酒が似合いますよね。

でも、昨日とか今日みたいに暑いと、やっぱりビール系でしょうか。「きっと、うまいビールを飲んでるんだろうな~!」

担ぐ前に日本酒でお清めして、担ぎ出したら休憩所でビール系、神輿を置いたら打ち上げでわいわいやりながら焼酎ってか!?最高ですね。

ただ、観ている者にとっては、そんな姿がやや異様に映ったりするのですが・・・(汗)

 一方、一緒に練り歩いている子供神輿の方はと言えば、お菓子三昧。家に帰って来る頃には、お腹もポケットもお菓子でいっぱい。お昼過ぎからず~っとお菓子を食べっぱなしという至福の日なのです。

 お祭りって、飲んだり食べたりしながらわいわいやってる人達を見るだけでも、平和な感じがしていいですね。

 

 

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「ジンファンデル」カリフォルニアとベストな相性

近い将来、アメリカ・ワインの関税が撤廃となる可能性が高いのだそうだ。そうなれば以前チリ・ワインの関税撤廃でチリ・ワインのブームが起きたように、こんどはアメリカ・ワイン・ブームが起きるかもしれないとのみかたもあるようだ。

カリフォルニアのZAP(ジンファンデル愛好家&生産者連盟、通称ザップ)は、300社のワイナリーと5,000名の消費者愛好家から構成される非営利団体。

そのZAPの上級コンサルタントであるリチャード・フローレンスさんによる「ジンファンデルの地域性」のセミナーが開催されました。

フローレンスさんは、いわゆるカリフォルニアの人らしく、インテリながら、非常に気さくでオープンマインドな印象の、おしゃべり好きな感じのおじさん。まるで生徒に人気のある校長先生みたいな方でした。

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 さて、そのワインですが、濃くて深みのある色合い、ダークチェリー系の香り、パワフルで熟成感、凝縮感のある酒質、しっかりとしたストラクチャーと、カリフォルニアのジンファンデルは非常に完成された味わいのワインであると感じた次第。

 それもそのはず、カリフォルニアのワインメーカーは皆さん素晴らしいく優秀な方ばかり。ジンファンデルに関してはもちろんですが、たぶんワイン造りに関しても世界最高峰の研究が行われ、その研究結果にもとづいてブドウやワインを生産している結果ではないでしょうか。

 驚いたことにジンファンデルの種類は約700種。イタリアのプリミティーボと同じブドウ品種とも言われますが、DNAを調べた結果では、「ジンファンデル」はイタリアの「プリミティーボ」やクロアチアの「クレニャック」と親戚ではあるが、同じではないのだそうだ。

 しかし海外から持ち込まれた品種なのは確かで、ウィーンからニューヨークへ持ち込まれたのが始まり。その後ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ移されたのが1852年~1857年。その後にはフィロキセラの被害に襲われたりもしたのだが、ジンファンデルだけは生き残ったのだそうだ。

そればかりかジンファンデルはカリフォルニアの気候に良く適合し、ブッシュ・スタイルと呼ばれる植えっぱなしで100年を超える古木が多くあるとのこと。古木はもろくすぐに折れてしまうのだが、いまだにブドウの実を付けるようだ。

イタリア系が多かった様なのだが、そんな移民の人達が植えた古木と、カリフォルニアの最新技術との融合が現在のカリフォルニアのジンファンデルと言えるようです。

今ではカリフォルニアのジンファンデルはプレミアム・ワインですが、それでもカベルネ・ソーヴィニョンなどに比べれば、かなりの割安感があるような気がします。

ゴールドラッシュでほとんど無法地帯だった地域へ移って来た人達の子孫は、やっぱりものすごく前向きでガッツある人達。「ワインで天下取ったるわい!」みたいなガッツがワインにも表現されているような気がした次第です。

 

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ブルゴーニュ・ワイン価格はスクイーズへ

ワイン情報サイト「デキャンター.com」の伝えるところでは、ブルゴーニュでの2年連続での激しい雹嵐によりブルゴーニュワイン価格の上昇は避けられそうにないようだ。

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特にコート・ド・ボーヌの北部での被害がひどく、ほとんど全滅の状況なのだそうで、ポマールやヴォルネイもこの被害の大きい地域に含まれるとのこと。

ブルゴーニュワイン事務局は雹の被害はブルゴーニュの4.5%に過ぎないとしており、2013年の収穫はここ10年の平均値より最大で10%低い水準と予想している。

しかし、2年連続の低収量でブルゴーニュワインの供給能力は低下しており、その価格はスクイーズと表現できる程に締め上げられる可能性があるのだそうだ。関係者曰く「もし実際に市場に探りを入れたなら、おそらく2013年ヴィンテージのコート・ド・ボーヌはほとんど手に入らない、他のエリアでも例年よりは低い水準の量しかない。」と。

 また、「コート・ド・ニュイでも予想以上に供給量は減少しており、雹の被害に合った地域では、不ぞろいのサイズや成熟により多くの畑で収穫量が低下している。」としている。

 しかし、天候被害は受けたが2013年ヴィンテージの品質に対しては希望もあり、実際にホスピス・ド・ボーヌのオークションでは2012年ヴィンテージの品質に驚かれたとのことで、畑の管理状況が良ければ品質の良いものは出てくるようだ。

被害を受けた生産者は政府援助や税金の免除、金融機関への返済延期などを求めているとのことで、約半分の生産者は災害保険には加入していなかったとのこと。この被害によりブドウの栽培が現在の樹では出来ない可能性のある畑もあるようだ。

 この状況で価格の上昇は仕方がないとしても、テーブルの上のグラスの中身がブルゴーニュワインから他のワインに代わることの方が関係者にとって最も危惧さることのようだ。

 

 

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