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「コダマ業務用レモンサワー」酒場放浪記系お店さんの影響力とトレンド

先日、あるメーカーのレモンサワーを買いに来たお客さんに言われたんです。「このレモンサワーって、最近売れてないでしょ!?」って。

・・・・・・・・・・・・・・「な、なんで・・・・・・わかるんですか・・・・・(汗)?」と酒屋のオヤジ。

すると、そのお客様曰く、「この辺りで非常に影響力のある酒場放浪記系のお店さんが、レモンサワーの原料をコダマに替えたんだよ!」「だから、その影響が波及しているんだ!!」と。

そのときは正直、「まさかでしょ、ホントに?」「そこまでの影響はね~!」などと話半分ぐらいに聞かせていただきました。

でも、その後に、そんな酒場放浪記系の商品を製造されているメーカーさんがみえたんですね。そしたら、やっぱり同じようなことをおっしゃってるじゃ~ありませんか!

「この辺りでは、いわゆる酒場放浪記系のトレンドをリードするようなお店さんなんですよ!」って。「わたしもそのお店さんには何回か寄らせていただいたことがあるんですけどね、アテも酒もホントにおいしいんですよ!」・・・・・・・・「でも来てるお客さんは、わたしも含めてほとんど酒業界とか飲食業界の人みたいですけどね・・・・・(汗)」って。

そんなこともあってか、レモンサワーと言えばこの辺りではコダマさんのレモンサワーが強いのだそうだ。

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【コダマ業務用レモンサワー】

そんな影響力のある酒場放浪記系のお店さんのレモンサワーと、他のお店さんのとでは何が違うのか?と聞けば、まずその見た目。レモンサワーのジョッキの縁には、カクテルのソルティードック風に塩が付いているとのこと。そして、焼酎とコダマレのレモンサワーでつくったレモンサワーに、さらにカットレモンが入っているのだそうだ。

たぶんレモンサワーとしてはパンチの効いた濃厚さのある味わいではないでしょうか。おいしそうです!!

ちょっとしたハレの日に、影響力のある酒場放浪記系のお店さん風の、こだわりのレモンサワーは嬉しいかも知れませんね。

 

 

 

 

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ハーパーとホッピーで「ハッピー」だ!

ホッピーさんからのマンスリーメッセージが届きました。

今回の「名店にこだわりのホッピー」は阿佐ヶ谷のお店さんで開発された、ホッピーの「なか」にI.W.ハーパーを使ったという斬新なアイデアのホッピー。

その名も「ハッピー」です。

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【ハッピー】=「I.W.ハーパー」+「ホッピー」

つくり方のコツはハーパーの分量。味のバランスを考慮して通常の焼酎の分量よりも少なめにすることのようだ。それでもアルコール度数は高めになるとのこと。

外国映画などでは、バーカウンターでショットグラスに入ったウイスキーを一気飲みした後に、ビールグラスを傾けるようなシーンを見ることがあります。

この「ハッピー」は、ひょっとしたら、「分けて飲んでも、混ぜて飲んでも同じでしょ!」みたいに考えれば、意外に王道的な飲み方なのかも知れません。

ウイスキー専門のバーさんなどに行けば、ブランデーグラスやワイングラスを小さくしたような脚の付いたグラスにウイスキーをストレートで注ぎ、香りを楽しみながらチビチビと飲りつつ、チェイサーと呼ばれる水やビールを間に飲んで、口に残る強いアルコール感を薄めて口直しするわけです。

それならウイスキー飲りながらホッピー飲っても同じように楽しめるわけで、もっと言えば「あっち飲んだり、こっち飲んだりでめんどくさいから、混ぜちゃえ!」でも味わいの印象は同じようなものなのかも知れません。

そんなことで、バーボン・ウイスキーのI.W.ハーパーとホッピーで「ハッピー」は、飲めば意外にハマってしまうかも知れませんね。

ちなみにこの「ハッピー」のアテにはポテサラが合うらしい。

 

 

 

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グランヴァン(ほとんどボルドー)市場はオランダのチュウリップになるのか?その35

グランヴァン(ボルドー高級ワインがメイン)価格は、ブラックマンデーすぐ後の1988年からインデックス・ベースで2011年6月まで約20倍に高騰。 はたして「グランヴァン市場はバブルなのか?」、もしそうなら「今後そのバブルは崩壊するのか?」みたいなことを酒屋のオヤジなりに考えます。今回はその 35回目。

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【グランヴァン(ほとんどボルドー)ワイン・インデックスの2009年5月から2014年5月末までの推移】

2011年6月28日にピークを付けたインデックス価格は、デイリーベースで2012年11月13日まで約34%下落。その後反発して2013年3月15日には安値から約12%高い水準まで値を戻した。

それ以降は引き続きダラダラとしたなだらかな下げが止まらない。3月15日の戻り高値から先月の5月末までの値下がり率は約16%、前月末からは約2%低い水準。2011年6月のピークからは約38%安い水準と、数年前に盛り上がったワイン投資熱への逆風が止まらない状況。

最近では割安感のあるボルドーのバックヴィンテージへの買いが入ってきているようだが、それほど供給があるわけではないため、取引量としてはそれほど多くはないようだ。また最近のヴィンテージには依然として割高感があるようで、買いが入って来にくい相場状況となっている。

今後のさらなる下落につながりそうな要因として、今のところ堅調に推移しているブルゴーニュワインの代表DRCブランドの状況があげられるようだ。

まず、ラフィットと同じく中国の倹約令や、特に高価で有名なワインであるため偽造品の出回りなどによる中国からの需要の減少。

そして、ワイン投資ファンドの多くが苦境に陥るなかで、世界一のワインファンドと呼ばれたこともあるルクセンブルグのワイン投資ファンド、「ノーブル・クリュ」もまた顧客からの解約を停止している。

そのファンドのポートフォリオは、50%がブルゴーニュ・ワインなのだそうだ。そしてブルゴーニュワインのなかでも流通量の多いDRCブランドがその大部分を占めているようだ。

このファンドは流動性の欠如を理由に顧客からの解約を停止しているようなのだが、市場はDRC市場の危うさを感じ取っているかのように上値の重い展開となっている。

まるで、中国での銅やゴールド、不動産のような状況とも言えるかも知れません。

グランヴァン市場全体としてはまだまだ強気になれる状況ではないようですが、個別には魅力的な銘柄も出てきているようだ。例えば高級ワインの業者間取引サイト Liv-exでの取引で4月から5月の1カ月間の間にモンローズの2000年ヴィンテージが一気に約10%値下がりした。

売り物があればだが、バックヴィンテージの市場に魅力が出てきたようです。

 

 

 

 

 

 

 

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「リパッソ」=「アマローネ」+「ヴァルポリチェッラ」のコスパ

先日のワイン会で人気のあったワインが、北イタリアのお得感ある味わいの「リパッソ」。

「リパッソ」とは北イタリアのヴェネト州で生産される、高級ワインであるアマローネの生産者だけが伝統的に行ってきた独自の技術。アパッシメントと呼ばれる陰干ししたブドウを使って造られるアマローネの搾りかすを再利用した、アマローネの2番出汁的なワインです。

だから価格はアマローネの半額程度。アマローネの風味をお得感を持って楽しめるワインなのです。

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【リパッソの醸造技術で造られたワイン】

アマローネはアパッシメント(陰干し)して水分を飛ばし、極端に糖度が上がったブドウを発酵させる、非常に手間暇のかかるワイン。濃厚な果実味や凝縮感があり、なめらかでふくよかさのある官能的な味わい。

一方、アパッシメントを行わずに一般的なワインの製造方法で造られたこの地のワインが「ヴァルポリチェッラ」。アマローネほどの濃厚さはありませんがエレガントでなめらかさのある味わい。価格はアマローネの3割程度でしょうか。しかし決して安ワインではなく、DOCワインでもあります。「こっちの方が好き!」とおっしゃるお客様もなかにはおられます。

そして「アマローネ」+「ヴァルポリチェッラ」が「リパッソ」になります。アマローネの搾りかすが残る樽の中に、別に造られたヴァルポリチェッラのワインを入れ、再度アルコール発酵させます。ヴァルポリチェッラのワインにアマローネ由来の深みが加わるのです。糖度の高いアマローネの搾りかすだからこそできる技なんですね。

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ヴァルポリチェッラでも十分に美味しいワインなのですが、なぜアマローネを造る必要があったのか?

もともとアパッシメントを施したワインはレチョートと呼ばれる甘口ワインを造ることを目的にしていたのだとか。それがあるとき発酵し過ぎて、甘口のワインではなく辛口のワインになってしまった。ところがその失敗したの思われたワインは意外にも美味だったことからアマローネが誕生したのだそうだ。

そして、その後にアマローネの搾りかすを再利用したリパッソの技術が誕生したようだ。

北イタリアの独自の伝統的な醸造技術で造られた、アマローネとヴァルポリチェッラ、両方の美味しさが楽しめる「リパッソ」は如何でしょうか?

 

 

 

 

 

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ステップ ワインとチーズ デリシャスの会 ご報告

昨日 ステップのワイン会 「ワインとチーズ デリシャスの会」 を 開催しました。

イタリアワイン 専門商社の デヴィーノから スタッフ お二人をお招きして、

13名のお客様とともにイタリアのワイン 9種類を 飲みました!

 

2014年6月1日ワイン会 011

 

 

 

 

 

ディヴィーノさんは これまで 主に 関西のレストランに ワインを輸入販売していたそう。

ステップでは この春から お取引を させていただいております。

 

デヴィーノさんの お取扱いのイタリアワインは どれも 厳選されたワインばかり。

 

その中から 今回のワイン会では フランチャコルタ という 高級スパークリングワインを造る ベルルッキ。

そして イタリア3大銘酒といわれる アマローネを中心とした 重厚感ある ワインを 生産する

ジェラルド・チェザーリ。

家族経営ながら 栽培から醸造までこだわりの製法を守りつつ 愛あるワインを造る ピアンカ・ネッリ。

これらのワイナリーの ワインを中心に 飲みました。

 

2014年6月1日ワイン会 033

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年6月1日ワイン会 030 ぼかし

 

 

 

 

 

 

 

 

今回講師をしてくださった 杉本 多恵 さんは

2週間ほど前 イタリアのワイナリーを 訪問してきたそうなので

写真を 交えながら 現地の 生 情報を お話してくださいました!

 

乾杯がわりに 開けた 最初のフランチャコルタは

シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られる スパークリングワイン。

昨年は フランチャコルタ協会の活動が日本で始まるなど、

シャンパーニュのように これから 注目されること 間違いなしの 泡ものです。

 

しかも この ベルルッキ社は その原点となる スパークリングワインを 最初に開発・製造したのです。

つまり フランチャコルタの元祖といえる 造り手。

2014年6月1日ワイン会 029

 

 

 

 

 

 

 

 

杉本さんは ベルルッキ社を 訪れて この最初のヴィンテージ 1961年の フランチャコルタを拝んできたとのことで、

写真を見せてくださいました(笑) さすがに 飲むことは 叶わなかったそうですが・・・。

 

杉本さんの 楽しいお話で 笑い溢れる ワイン会 となりました。

 

ワイン会後半は ジェラルド・チェザーリ社の重厚な赤ワインを 愉しみました。

アマローネの搾りかす と一緒に 発酵させたマーラ リパッソ。

そして アマローネ!

最高の 午後のひとときでした!

 

2014年6月1日ワイン会 031

 

 

 

 

 

 

 

お料理は ●新玉ねぎのマリネ

●イタリアンポテトサラダ

●チキンのトマト煮 ボローニャ風

●サルシッチャとアスパラのコンキリエ

手づくりパン ●カレンツブレッド

●ブレッツエン

● 本格チーズ 5種類

 

サルシッチャとアスパラのコンキリエは 杉本さんのお手製。

イタリアのマンマから 習った 本場の味!!!

今回 参加された方は ほんと ラッキーでしたね。

 

次回の ワインとチーズ デリシャスの会は 2014年 9月7日(日)13:00~ を予定しています。

 

 

 

そして 土曜日 夕刻の ワイン会 「ビオな会」 も来月ありますよ!

2014年 7月5日(土) 17:30~19:30  ステップ 2Fにて

「TERU CAFE with STEP コラボ企画  ビオな会 VOL.2」

~ 沖縄ティストなお料理と夏向き 自然派ワインを 愉しむ会 ~

参加費 お一人様 5000円(税込) 6月28日(土)締切です。

 

こちらの会も TERU CAFEの 橋田 シェフは マクロビの先生ながら 酒好きで 沖縄通!

おつまみ期待できますよ!

是非 多くの方の ご参加お待ちしています!

 

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