先週の日経平均株価は前週末と比べてやや高い水準で、ほとんど変わらず。
オプションのロング・ポジションがガッツリ積み上がっているにも関わらず、一方方向には動きにくい状況だったようです。また、下値の堅さが感じられた週とも言えるかも知れません。
ひょっとして、嵐の前の静けさってやつか・・・・・・(汗)!?
しかし、そんな日経平均株価の小動きをよそに市場を見渡せば、あっちこっちで火柱が立ったような急騰銘柄が見うけられた週でもありました。
そんな、企業からの発表を転機に一気に買われる姿は、まるで地下にうごめくマグマが膨張して、あっちこっちの火山から噴き出したような印象です。
【ヤッフーファイナンスさんの日経平均株価のチャートを使わせて頂きました】
このところの株価上昇で、国内投資家からの大幅な利益確定の売りが出て、海外投資家からの大幅な新規の買いとぶつかる格好となり、国内投資家による潜在的な買いのマグマが膨張したと言えるのかも知れません。
値下がりに転じて魅力的になった水準を待つ方々がおられるのはもちろんですが、その一方でフォロースルーによる、いわゆるイナゴ・トレーディングでアグレッシブに市場参加される方々も増加したようです。
どうやって市場を監視しているのか分かりませんが、どこかで火柱が上がるような状況を確認すれば、その勢いに乗って一気にジャンプイン、キリの良いタイミングでジャンプアウトして利益を得る感じでしょうか。
市場のコンセンサスは決して楽観的な状況ではないようですが、個人的にはこんな膨張した買いのマグマを感じて、ますます楽観主義者となった次第です。
同じバリュー投資のスタイルでも、アンダー・バリューで買って、その株がフェアー・バリューとみられる水準に達した時点で売却するスタイルと、さらに持ち続けてオバー・バリューとみられる水準まで待つスタイルがあるのだと思います。
今回は、後者のスタイルを選択するのが賢明ではないかと感じる次第。
過去に経験したことがないような金融相場に発展する可能性があると感じております。
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