もう随分と前の話ですが、ある節分の日に、酒屋のオヤジが長男を保育園に連れて行って、その入り口でビックリしたことがありました。
「・・・・なんだぁ!この魚の頭を枝に突き刺した、玄関に飾ってあるグロい(汗)のは・・・・・?」って。
無知にも、焼いたイワシの頭をヒイラギの枝に差して、玄関先に飾る「鰯柊(いわしひらぎ)」の風習を知らなかったんですね。
注意して見れば、それほど多くはないのですが、「鰯柊」を節分に玄関先に飾るお宅はあるようです。
当然、そんな伝統を守られているお宅は、節分にイワシ料理を食べるわけです・・・・・・だって飾りに使うのは頭だけですからね!
そこで、今回の「節分マリアージュ、その2」は、イワシ料理におススメしたいワインのご提案です。
【カンティーナ・カステルヌォーヴォ・デル・ガルダ バルドリードDOC ヴィンテージ】AL12% 本体価格@1280円
(コルヴィーナ60%、ロンディネッラ25%、モリナーラ10%、ガルガネガ5%)
北イタリアのヴェネト州にあるカステルヌォーヴォ・デル・ガルダ村の共同組合ワイン。
共同生産組合としては驚くほど高い意識を持っていて、安定したクオリティのワインを供給している生産者。
アマローネを生産するヴァルボリチェッラの地区の隣で、同じようなブドウ品種を使って造られるワインなのですが、ヴァルボリチェッラはどちらかと言えば海外で人気があり、このバルドリーノは地元のイタリアで人気のあるワインなのだそうだ。お値段にもお得感があります。
ヴァルボリチェッラよりも穏やかな風味で、ほど良くこなれた熟成感のあるバランスの良い味わいのワインです。
「・・・・・でも、イワシがアテなら普通は白ワインでしょ!?」みたいな印象は確かにあります。しかし、イワシ料理の本場とも言えるポルトガルでは、イワシ料理には赤ワインが定番。
サンマなどと同じで旨みのあるイワシには、ほど良い重さの赤ワインの方が合うようです。
ポルトガルではイワシを炭火焼きにして塩、レモン、オリーブオイルなどの味付けで食べることが多いようですが、グラタンや煮つけ、揚げ物などでも赤ワインには合いそうですね。
節分にイワシ料理をアテにして、コストパフォーマンスの高いお手軽ワイン「バルドリード・ヴィンテージ」は如何でしょうか?
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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