ブル相場の中でのギリシャ問題などによる株価の急落をパニックアタックと呼ぶのだそうだが、そんなパニックアタック後の不安解消で株価は上昇する、と著名エコノミストの方はみていると。
信用リスクを取引するCDS市場も比較的落ち着いているとのことで、ギリシャ問題による金融危機は起こりそうもない、というのが市場のコンセンサスのようだ。
また、ユーロも買戻しが入っているようで上昇している。金融投機家にとって、ギリシャ問題はもう過ぎ去ったファクターといったところだろうか。
また、日本株市場では、今回のパニックアタックで信用の売り残が増加しているとのことで、さらに「強いファンダメンタルズに、弱いセンチメント」の印象を強めている感じだ。
強いファンダメンタルズ、さらに下値には買いが待っていて相場を支える状況。
そこにパニックアタックや、信用売りの増加・・・・・・次に来るのは、パニックアタック後の不安解消の買い、信用売りの買戻し、値段が下がったことによる押し目買い、などでしょうか。
つまりパニックアタックのような状況は、ブル相場にとっての「こやし」とか「燃料」と呼ばれるような状況をつくり出しているイメージなのでしょう。
これが、急騰しているブル相場に空売りを仕掛けるような場合には、「火にガソリンを注ぎ入れるようなもの」と呼ばれたりもするわけです。
そんなことで、弱気の反応が一気に出た後は、「潮目が変わったで~」みたいな状況が、そろそろ出てきても良さそうな気がする次第です。
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