「赤羽の水は美味しいんです!」
・・・・・・・にわかには信じてもらえないことが多いのですが(汗)、やっと直に訪問させていただき、その水の美味しさを味わいました。
赤羽にある東京23区唯一の酒蔵 「小山酒造株式会社」。
*看板に「愛」とか「國」とか書いてあるが、べつにそっち系ではないとのことです(汗)
埼玉県にある酒蔵の次男の方が、赤羽の水の美味しさに注目して明治11年(1878年)に創業された酒蔵さん。
東京の地酒「丸眞正宗」の蔵元。その美味しい水は地下130mから汲み上げる「浦和水脈秩父山系の伏流水」、酒造りに適した中硬水。
実際に味わってみると、やや甘みがあり、そしてやや重みのある味わい。確かに「赤羽の水は美味しい」のです。
「この水を売ってくれ」と希望される方も多いのだそうですが、生水であるため販売は出来ないのだとか。
蒸したお米の香りが漂い、新酒の仕込みが始まっておりました。
昔の酒造りの道具が展示されておりましおた。すべて酒造りを行った蔵人(越後杜氏)さん達の手作りなのだとか。
そして、いよいよお酒の試飲。
基本的には味わいは価格と比例します。
それでも、「なぜ一番低価格の 本格辛口 が人気なのか?」が良く理解できた次第。少量生産のため、そのほとんどは赤羽の酒場などで消費されるのですが、スッキリ辛口で、酒屋のオヤジのような飲んべーにとっては、たまらなく美味しい。
ただ単に赤羽に在るというだけで、赤羽近辺の酒場に愛されているわけではないんですね。ここの普通酒である「本格辛口」がウマいからなんですね。
浦赤羽と呼ばれる地域の居酒屋さん数件で、「赤羽トマッ酒」と呼ばれるトマトジュースと丸眞正宗の本格辛口を1対1で割ったカクテルを販売されているのだとか。
この「赤羽トマッ酒」は、日本酒ならなんでも良いのではなく、丸眞正宗の本格辛口でなければ美味しく出来ないらしい。
赤羽に寄ったなら、「丸眞正宗の本格辛口を飲んなきゃもったいない」と思わせる今回の酒蔵訪問でした。
でも・・・・・もし電車で来てたら、帰りには間違いなく赤羽の酒場を放浪していたとも想像できる、ある意味危険な酒蔵訪問だったかも知れません(笑)。
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