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「イ・ムーリ ネグロアマーロ」南イタリアならではの圧倒的コスパ

 

 

フランス、イタリア、スペインと伝統的なワイン産地では、なぜか南に位置する産地のワインが非常にお得なのです。

特にイタリアの場合には、高級ワイン産地はすべて北の地域。南の地域といえば、評価は高いが、高い各付けのワインがなかったり、少なかったり。

そんな南イタリアに位置するプーリアの凄まじくコスト・パフォーマンスの高いワイン、「自然のアパッシメント」から造られるワインのご紹介です。

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【イ・ムーリ ネグロアマーロ】AL13.5%

「自然のアパッシメント」とは、ブドウが乾燥して、自然にアマローネで使われるブドウと同じような、水分の抜けたブドウになること。

アマローネでは、ブドウを収穫してから特別なセラーで3~4ヶ月陰干しします。箱の中で実と実が密着しているため湿度のコントロールが難しく、リスクの高い複雑な製法なのです。

しかし、プーリアでは非常に乾燥した気候のため、畑で、自然に、しかも約2週間の短期間で同じ効果が得られるです。畑は風通しがよく乾燥しているため、ブドウを腐らせる病気やカビ菌の心配もありません。

質の高い「アパッシメント」のブドウが低コスト、低リスクで得られるため、この驚異的なコスト・パフォーマンスの高いワインを造ることが可能なのです。

カシスやブラックベリーなどの黒い皮の果実の強い香りが広がります。しっかりとしたタンニンがありますが、口当たりはヴェルヴェットのようにしなやかで、バランスのとれた味わい。

豊かな風味が、長い余韻にまで続きます。

この「自然なアパッシメント」のワインが、千円とちょっとなのですから、これはもう圧倒的といえる南部ならではのお得感ではないでしょうか。

お得感ある「自然なアパッシメント」のワインは如何でしょうか?

 

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「浦安の焼き蛤・あさり」のマリアージュ

 

 

楽しかったゴールデンウィークも今日でお終い。

ゆっくりと休んで、日頃の疲れは取れましたでしょうか? それとも、余計にお疲れか・・・・・・ご苦労様です(汗)。

酒屋の印象では、今年のゴールデンウィークは意外と近場で過ごされた方が多かったように感じました。また、母の日にワインを贈られる方が、昨年に比べ増加しているようにも感じた次第です。

贈りものも多様化しているということでしょうか。

さて、ありがたいことに、連休中に酒屋のオヤジは浦安名物の「焼き蛤・あさり」をいただきました。

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【浦安の焼き蛤・あさり】

浦安の有名スポットは良く知っているが、こんな名物料理があることを知らない方は少なくないと思います。酒屋のオヤジだって、つい最近まで知りませんでした。

そんな、旨そうなアテをいただいた飲んべーくん、もちろんだまっちゃいられやせん。

「今晩、たっぷりと飲っつけたおしてやる!」

ということで、「ホッピー」のアテにしてひとしきり、チューイーな噛み応えとスッキリビールテイストがあうあう。

その後に、やや「軽めの赤ワイン」のアテにしてひとしきり、あまじょっぱいタレと、やや苦味を感じる貝の旨みにあうあう。

〆には、ややスッキリとした「芋焼酎のお湯割り」のアテでひとしきり、口の中をきれいに洗い流してくれる印象は、これまたながっちりなことになりそうだ。

さて、上の三つのお酒の中で、どれが一番相性が良かったでしょうか?

・・・・・・・・・答えは全部!

「焼き蛤・あさり」は万能なアテのようです。

・・・・また、蛤やあさりは肝臓に良いとされておりますので、飲んべーにとって安心感あるアテとも言えるでしょうか。

 

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「酒屋の株話」マクロのコンセンサスは逆指標

 

 

相場の世界の古典であり、普遍的な考え方だ。

マクロの予想が困難なのは周知のとおり。また、その予想がコンセンサスとなれば、かならず裏目に出るのが相場だ。

たとえ、ご高名な学者が構築して、今までにハズしたことがない、なんとか理論モデルみたいな崇高っぽいものから出た予想でも、それがコンセンサスとなれば、やっぱり同じ運命をたどることになる。

マクロ投資の神様と呼ばれる方でも、その手法はコンセンサスの偏りを見つけて、その修正に賭ける方法だ。この方法で英ポンドや日本株を売り、名を上げた。

情報を分析しただけのマクロ分析では、市場分析における情報の不完全性も存在するため、実際にポジションを持つにはリスクが大きすぎるのだ。

また、マクロの予想が市場のコンセンサスとなり、そしてそのコンセンサスの偏りが大きければ大きいほど、その後に起きる修正の動きは大きくなる。

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<写真は日本経済新聞の記事>

FXの取引額は過去最高を更新。個人のFX取引はすでに輸出企業などの売買高を上回っており、世界のFX市場に占める日本の割合は3割にもなるのだそうだ。

為替市場のメジャープレーヤーは日本の個人だったのだ。

もし個人のFX市場での運用が芳しくないとすれば、個人のコンセンサスの偏りを見つけ、それをマクロ系のファンドがカモにしている図式がイメージされる。

もっともらしい理由のコンセンサスは疑ってかかるべきなのだ。

 

日本株市場でも、コンセンサスの偏りは修正されるべきだと思う。マクロをガチで予想して挑んでくるマクロ系が退散したとみられる今は、素直に業績やビジネスモデルを買うべき時期だと思う。

 

 

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「グレカニコ」シチリア土着品種の魅力

 

 

イタリアの白ワインらしいサッパリとした飲み口でありながら、南に位置するシチリアならではの厚みのある果実味が楽しめる白ワインです。

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【カンティーネ・パオリーニ コンテ・ディ・マタロッコ グレカニコ】グレカニコ100%の白ワイン

土着品種のブドウから造られる伝統的なワインは、いわゆる”ワイン市場のエスタブリッシュメント”的な完璧さを求める味わいではありませ。

しかし、単に味わいが良いだけでなく、その大地を感じさせるような郷愁のある味わいが、なんとも美味しい。

イタリアの伝統的スタイルの白ワインの多くがそうであるように、サッパリとしていて、クリアな透明感ある味わいながら、南に位置するシチリアのワインらしく厚みのある果実味を感じる味わい。

メロンや桃などの肉厚な果物に、レモンやライムを搾って爽やかにしたような印象です。

近年、価格が高くなった有名産地のフランスワインを横目に、イタリアワインが世界的に注目されております。

主に伝統的有名産地のワインが注目されているわけですが、イタリアワインのもう一つの魅力は無数にある土着品種から造られる伝統的なワインの魅力でしょう。

魚介類を好むシチリアの伝統的ワインですから、もちろん魚介類には合うのです。

あまり冷やし過ぎないのがおススメです。

シチリアの土着品種「グレカニコ」から造られる白ワインは如何でしょうか?

 

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「高級ワイン市況」最強ブランド買われる

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークからほぼ5年経過。

2014年7月に底打ちしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、はたしてボルドーワイン・バブル崩壊の負の影響を払拭し、健全と呼べるような市場環境に戻ったのか?

昨今の世界の金融市場の混乱は、ワインの収集や投資に影響を与えるのか?

高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察します。

Apr16

 

 

 

 

 

 

 

 

【ワイン・インデックス2011年4月から2016年4月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、4月末の時点で252.75と3月末と比べて1.05%上昇した。5ヶ月連続の上昇で、2015年11月の安値からは6.78%の上昇。

前月比で最も値上がりしたのは、偉大なヴィンテージの最強ブランド。

最も値上がりしたのがDRCロマネ・コンティ2010で、13.7%上昇して1ケース£104,824。

他はCh・ムートン・ロートシルト2010が4.7%上昇の1ケース£5,025。Ch・ラフィット・ロートシルト2005が3.9%上昇の1ケース£6,050。Ch・ムートン・ロートシルト2005が4.8%上昇の£4,190。Ch・ラトゥール2006が7.5%上昇の£3,655。

英国のEU離脱への懸念による英ポンド相場の動きに、引き続き影響をうけているようだ。4月の英ボンド相場はユーロに対して戻りを試す上昇基調となったが、4月の後半にはまた下落基調に戻っている。

2012~2013年にも対ユーロでの英ポンド安により、ワイン・インデックスは上昇した。しかし、その後に英ポンド相場が反転してユーロに対して英ポンド高に動いたことによりワイン・インデックスも下落している。

英国外からのバリューを意識した買いが、強いブランド、良いヴィンテージに入っているとみられる。

 

ボルドー2015ヴィンテージのアン・プリムールの出値は、2014年ヴィンテージから10~20%ほど高い水準になると予想されているようだ。

ここ数年では最高のヴィンテージとされていることから、低調だったここ数年よりも今年のアン・プリムールは盛り上がると予想される。

しかし、引き続き2012年ヴィンテージを筆頭に流通業者のボルドーワイン在庫は高水準にあり、ワイン・インデックスが大きくは値上がりしにくい状況が続いているとみられる。

それでも6月23日に実施される国民投票の結果次第では、さらに為替市場から影響を受けることになるのかも知れない。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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