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「ほろにがサワー」の進化

 

 

日本に焼酎があるように、海外には同じようなポジションの酒としてラム、ジン、ウォッカ、テキーラ、白酒、カシャーサ・・・・・などがあるのでしょう。

最近ではそんな海外の蒸留酒を使って、ホッピーあたりのベースも焼酎だけではなく、テキーラやバーボンなど楽しみ方は進化しております。

そして、最近発売されたばかりの、埼玉県の地の割り材とも言える「ほろにがサワー」の楽しみ方も、もうすでに進化が始っているようです。

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「ほろにがサワー+ジン」「ほろにがサワー+ホワイトラム」

酒場のメニューに載るとすれば、「ほろにがジンサワー」とか「ほろにがラムサワー」とかでしょうか。

ちょっとオーセンティックっぽい雰囲気のバーなどでは、もっと洒落たネーミングになるのかな。

いづれにしても、「ほろにがサワー」と「ジン」や「ラム」は相性がイイと話題なのだそうです。

「柑橘系の皮の味わいなんだから、ジンでもラムでも当然合うでしょ!」みたいな印象なのですが、まったくもってその通りなのですね。

それでも、ひとつ大きな押しがあるあるとすれば、このカロリー、糖質、プリン体ゼロの「ほろにがサワー」を使えば、「糖質制限オヤジにとっては、お酒の選択が広がる」ってことでしょうか。

甘くない、スッキリ&ほろにがテイストのサワーやカクテルは如何でしょうか?

 

 

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「テルモ・ロドリゲス」スペインワインの未来は過去にある

 

 

スペイン大使館経済商務部主催の、スペインのスターワインメーカーであるテルモ・ロドリゲス氏のセミナーに参加させていただきました。大盛況なセミナーでした。

スペインワインに階級のヒエラルキーはありませんが、ロドリゲス氏は「ベガ・シシリア」や「ピングス」などと並び、スペインワインの5大グランヴァンのひとつである「ラス・ベアタス」(年500本ほど生産)の生産者。

主にスペインの北西部にある、ブドウの古木の植わる放置された古い畑を復興させ、古き良きスペインワインを現在に蘇らせている生産者なのです。

 

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<スペインのスターワインメーカー、テルモ・ロドリゲス氏と酒倶楽部ステップのワイン担当>

著名ワイン評論家のジャンシス・ロビンソン氏は、今後のワイン市場に関して、これからの10年は国際的ブドウ品種から土着品種へのシフトが起こるだろうとしています。

もしそうなら、世界で最も注目されるワイン産地がスペインになる可能性があるということでしょうか。

スペインのブドウ栽培面積は世界最大、しかしワインの生産量は世界第3位。古木が多く、降水量が少ないため効率が良くないのです。

また、ワインの輸出量は世界最大であるが、半分以上がバルクワインであるため、輸出総額では世界第3位。

ワイン消費量も減少しており、ここ30年ほどで1人当たりの消費量は半分以下に減少。

しかし、スペインには2000年以上前からブドウ畑があり、ワイン用のブドウ品種も無数にあります。しかも古木は贅沢にも株仕立て(垣根などなく1本1本が独立している)。

こんな、明らかに過小評価されているスペインワインを、多様性あるスペインのテロアールをいかして復興させるのがロドリゲス氏や他の若い生産者の挑戦なのです。

若いスペインのワインメーカーの中には、カナリア諸島の断崖絶壁にある古木からワインを造ろうとしている方もいるらしい。

スペインの株仕立ての古木から、小規模なワインメーカーが造るワインは今後の楽しみです。

ロドリゲス氏のワインはある意味個性的。曰く「ボトルの中に風景がある」と。

古いスペインの風景を感じるワインは如何でしょうか?

 

 

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「ファーザーズ・アイズ」人気のイタリアワイン限定割り当て入荷

 

 

人気のため割り当てでの入荷となっている、イタリア・フリウリの樽バランスが絶妙な白ワインが、少量ですが入荷致しました。

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【ファーザーズ・アイズ】 シャルドネ100%

北イタリアのフリウリらしい軽やかでみずみずしい白ワインを、オーク樽発酵、オーク樽熟成で、クラシックとモダンを融合させて造られました。

このワインの素晴らしところは、なんといってもその果実味と樽風味の絶妙なバランス。そして、シャルドネのこの手のワインとしてのコスパでしょうか。

北イタリアの軽やかな果実味を感じながらも、樽の感じもしつこくなく、バランス良く味わえるのです。

たぶん、フリウリらしさがありながら、樽がしつこくない味わいとは、なかなかありそうでないように思います。

「こんなシャルドネもあるんだ」と感じていただけるワインだと思います。

また、父の日も近づいております。親父の目でみてもおいしいワインですから、父の日のお酒としても最適だと思います。サーモンのお刺身あたりをアテにおいしく楽しんんでいただけると思う次第です。

少量のみの入荷です。

ご興味のある方はお早めにお求めください。

 

 

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伝統的産地のワインは古いことに価値がある

 

 

先日、ブルゴーニュに強いコネクションを持つワイン輸入業者さんの試飲会に参加させていただきました。

その試飲会で、伝統的ワイン産地のワインとは、熟成した古酒になってこそ、その実力を発揮するようにデザインされていることを再確認させていただいた次第です。

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【ルモワスネ・ペール・エ・フィス サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・マルコネ1982】

しなやかで繊細、複雑さと充実感、熟成による枯れた調和感・・・・34年間の熟成が表現された味わいでしょう。

通常、試飲会場では、口に含んだワインの風味や味わいを感じ取ったらその後にはき出します。しかし、このレベルの古酒となれば、あまりにもったいなさ過ぎてはき出せない。

その後に待っている業務も考えずに、思わず飲み込んでしまった次第です。

ブルゴーニュやボルドーなどの伝統的ワイン生産地の良いクラスのワインとは、熟成させてその本領を発揮するんですね。

また、それが伝統的なワインの楽しみ方なのでしょう。

1982年のコート・ド・ボーヌはヴィンテージとしては、コート・ド・ニュイほどではないが、素晴らしい年とはいえない年だったようです。

それでも、そのためか繊細でエレガント、熟成による枯れた感じや複雑感も相まって、優雅さのある印象です。

今回試飲させていただいた1982年のサヴィニー・レ・ボーヌは蔵出しのワイン。

なんでもワインの収集家として名高いアメリカの投資家が、このルモワスネ社のオーナーなのだそうです。もちろんそのスタッフも素晴らしい経歴のプロファッショナルぞろい。

昨今のブルゴーニュワイン価格の高値が継続しているなかで、このルモスネのサヴォニー・レ・ボーヌ1982は、上代が14,830円というから、かなりのお得感がある。

そして、なぜお得なのかという理由もよく分かる気がする次第です。

ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

 

 

 

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「酒屋の株話」弱腰な市場

 

 

2015年夏、強力な筋肉増強剤をたっぷりとぶち込んだ、マッチョでかんしゃく持ちなやつらがこの村にやって来て大暴れしやがった。村は激しく傷ついた。

その後にやっと立ち去ったかと安堵していたら、冬にまたそいつらがこの村に戻って来やがった。今度は2月の中旬あたりまでさらに大暴れだ。

これでは、この村の衆の恐怖心はなかなか消えない。弱腰にもなる。

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企業になにかあれば、レバレッジをかけた信用売りが激しく襲い掛かる。弱腰な村の衆では、跳ね返せない。

また、小型株が勢いよく買われたが、そのほとんどは売り崩された。

しかし、業績をともなう小型株は引き続き堅調だ。

また、信用売りに叩かれた銘柄の中には、オマハの賢人がたとえるところの、Mr・マーケットが会社の問題点ばかりを見て、やけになって売っているようにも見えるような、魅力的な銘柄もある。

弱腰な市場心理に影響されているのかも知れないが、自身の投資している銘柄が値上がりしないのは、日経平均株価に強い影響力を持つファーストリテイリングやソフトバンクが値上がりしないからだ、では道理に合わない。

海外投資家からの激しい売り越しは止み、事業法人が買い越し、個人が利食い売りを出している。市場はまったくもって健全な状態に戻ったということではないか。

それでも、もしマクロ系あたりから、激しい投機売りがこの弱腰の市場に入れば、市場は下がる。

もしそんな事態になったとしたら、銘柄にもよるがこの健全とみられる市場では、オマハの賢人がたとえるところのMr・マーケットが恐怖におののいて売っているような、非常に魅力的な場面になるのではないかと思う。

それでも個別の銘柄では、この先も投機売りに狙われる銘柄は少なくなさそうだ。その場合、日経平均の動きに関係なく、銘柄によって極端な動きになるのだと思う。

優良な将来性のある企業に、妥当な価格もしくは魅力的な価格で投資できる機会が、銘柄によってタイムラグがあるのかも知れないが訪れるということではないか。

 

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