記事一覧

十五夜を祝うナイス・ペアリング

 

 

十五夜の今日、「中秋の名月」を愛でながらの一献とは、残念ながらいかないようですね。

それでも、お団子も食べたいし、十五夜も祝いたい。

そこで、酒屋として「お団子」を肴に秋の夜長を過ごしていただきたい、お酒のマリアージュのご提案です。

<みたらし団子>

甘じょっぱいお醤油味のお団子に合わせるなら、吟醸タイプの日本酒ではなく、純米タイプのこの時期に出荷される円熟した味わいの「ひやおろし」でしょう。

お醤油と日本酒、合わないわけがありません。

dsc_0096

 

 

 

 

 

 

<きなこ団子>

デリケートな甘さには、デリケートでクリーンな味わいであり、スイーツ系との相性もバツグンな芋焼酎をおススメ致します。

熟成してやわらかい味わいの芋焼酎も良いのですが、辛口のお湯割りあたりも口の中を洗い流してくれる感じがなんとも良さそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

<あんこ団子>

リッチでやや甘みのあるエスプレッソコーヒーのような黒ビール「ナイジェリア・ギネス・ビール」を、あんこ団子とのマリアージュにおススメしたいと思います。

「ブリュードッグ」や「ベアードビール」など、いわゆる「濃い系」のビールが人気ですが、「ナイジェリア・ギネス」もまた間違いなく濃い系。

過ごしやすくなった秋の夜長には、常温でチビチビやるのがおススメです。あんこの甘さに、リッチな黒ビールのビターさで、トリッキーな組み合わせではありますが、イイ感じではないかと思う次第です。

2015071710300000.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・我が家では、最近になって突然チェスがブームとなりまして、全員初心者なのですが、息子たちを相手に「ナイジェリアン・ギネス」をチビチビやりながらのチェスは、これまた素晴らしいマリアージュだと感じております。

十五夜のお祝いにお団子に合うお酒は如何でしょうか?

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「ひやおろし」敬老の日に、旬な肴と酒

 

 

今度の三連休は「敬老の日」ですね。

最近では晩酌に日本酒を楽しむ方が、ほんとうに少なくなったような気がします。そればかりか、法事に参加しても「日本酒がない!?」みたいなこともあり、飲みもしないのに驚いたりするわけです。

どちらかと言えば最近の自宅での日本酒とは、ちょっとハレの日に、ちょっといい日本酒、みたいな感じでしょうか。

「健康」がキーワードなのかも知れませんが、焼酎やワインの方が身体に良いとされているため、「ホントは日本酒を晩酌にやりたいんだけど・・・・・・」みたいな方が、健康診断を受けるたびに増えて行くことになるのかな。

・・・・それでも、今度の三連休は年に一度の敬老の日。

たまには、旬を迎えるうまい肴をアテに、やはりこの時期がもっとも美味しくなると言われる日本酒を楽しむのも、わるくないアイデアではないでしょうか。

DSC_0096

 

 

 

 

 

 

【ひやおろし 各種】

暑い夏を過ぎたこの時期の日本酒は、もっとも美味しいとされておます。そんなこの時期に出荷される酒を「ひやおろし」もしくは「秋あがり」と呼びます。

夏を超すことで熟成され、よりやわらかく、より旨みを感じる、円熟と呼ばれるような美味しさになるわけです。

また、脂ののったこの時期の魚も美味しい。

刺身でよし、焼いてよしでしょう。

それでも日本人にとってのご馳走といえば、やっぱりお刺身でしょう。

今度の三連休の「敬老の日」には、脂ののった旬のお刺身をアテに、うま味ののった「ひやおろし」を、みんなで一緒に楽しまれては如何でしょうか?

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

メルロー 収穫してきました!

山梨県 塩山の

奥野田ワイナリーで

メルローの収穫&仕込み体験

してきました!

 

今年は 葡萄や梨が 豊作だよ~!

という ニュースを テレビや 新聞でも

耳にしましたが

ワイン用の葡萄も

もちろん 素晴らしい出来!

 

空梅雨 でしたし

夏は暑く、雨も少ない

でも 夜温は下がるから

葡萄の酸も落ちない。

 

通常 糖度 21~22度くらいが

今年は 24度以上あるのだとか。

 

すごい ビックヴィンテージが期待できますね。

IMG_3895

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝沼を見下ろす、標高450mほどの高台に位置する

「神田~じんでん」と呼んでいる畑。

1200株のメルローが植えられています。

 

 

IMG_3865

 

 

 

 

 

 

 

畑いっぱいに

たわわに実ったメルローがいっぱい。

IMG_3874

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メルローは

カベルネに 比べると

大きな房ですが

今年は

より 大きく

病気の害もなく

とても健全な状態なのだとか。

 

メルロー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通常、

収穫しながら

傷んでるところや

熟していない緑色の実を

ハサミで取り除いていきます。

つまり

選果します。

 

今年は

ほとんどハサミを入れる必要がないほど

葡萄は良く実っていました。

 

 

とても 乾燥した暑い ヴィンテージでしたので

樹になったまま 実が干し葡萄のような状態に

なっているものもあります。

 

IMG_3886

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも

とても良い状態らしく

つまんで 食べて美味しければ

収穫カゴに入れて 大丈夫とのこと。

 

口に入れてみると

すっごい凝縮感。

 

蜜が詰まったような

キャンディみたいな味わいに

ウットリでした。

房によっては

干し葡萄状態の実に

貴腐菌もついているとのこと。

こんなことも 稀な びっくりすることなんですって。

 

奥野田仕込み6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫カゴの重さは 1.1Kg。

葡萄をカゴいっぱいに収穫すると10kg。

なので

収穫後は 量りで計って

11.1kg に なるよう 調整します。

量り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫終了!

 

収穫後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫したメルローの仕込み スタートです。

 

securedownload

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ製の除梗破砕機。

すごく良い 性能なのだとか。

 

 

奥野田仕込み4

 

 

 

 

 

 

 

除梗破砕機に 1カゴずつ入れていきます。

投げ込み口が ちょっと高く、

私も 背伸びするようになってしまうので

ちょっと 大変でした。

 

 

除梗破砕機

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

除梗破砕機で

枝と分かれた果汁は

ホースを流れて

発酵タンクの中へ

 

 

メルロー発酵タンク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キレイに 枝の部分だけ 分かれて 出て来ます。

除梗カス

 

 

 

 

 

 

 

メルローの枝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年のメルローが飲めるのは

約2年後。

どんな 味わいになるのか

楽しみですね。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「キリ・ヤーニ」ギリシャ・ワインの魅力

 

 

おそらく日本在住の日本人として初めてマスター・オブ・ワインとなられた大橋健一氏。

その大橋氏によるギリシャ・ワイン・セミナーに参加させていただきました。

ギリシャ原産の土着品種が90%を占め、ひとつのブドウ農家の栽培面積がワイン生産国の中でもっとも小さい。

また、自分で飲むワインは自分で造る文化を持つギリシャでは、まるでギリシャの大金持ちの収入と同じように(笑)、まったく世界のワインに関するデータとして出て来ないのだとか。

大橋氏の話によれば、今もっとも世界から注目されているワインがギリシャ・ワインなのだそうです。世界の大都市のソムリエさんで、ギリシャ・ワインが語れないのは、かなりイケてないらしい。

テクニカリーな難しい話はさておいて、ざっくりとしたギリシャ・ワインの印象は、まるでイタリア・ワイン。

それでも、フランスワインがイタリアから伝わり、イタリアワインがギリシャから伝わったことを考えれば、イタリア・ワインがギリシャ・ワインに似ていると言えるのかもしれません。

そんなギリシャ・ワインを代表するワイン・メーカーが大橋氏が推奨する「キリ・ヤーニ」なのです。

DSC_0093

 

 

 

 

 

 

テイスティングさせていただいたのは白2種類と赤3種類。

白ワインの方はロディティスというギリシャの品種に、マラグジアやソーヴィニョン・ブランをブレンドしたもの。

両方とも香り高く、軽やかでやわらかくクリーン。フレッシュさのある北イタリアの白ワインを彷彿とさせる印象。ちょっと違うのは、最後にやや苦味をかんじるところでしょうか。

話によれば、ギリシャの料理には、ほぼ必ずレモンが使われるのだそうで、そのレモンの風味と白ワインのほのかな苦味が絶妙に合うのだとか。

 

赤ワイン3種のうち、2種類はやはりギリシャの品種クシノマヴロ100%のもの。

この「クシノマヴロ」はプロでもイタリアの高級品種「ネヴィオーロ」と区別がつかないブドウ品種。

ソムリエさんのブラインド・テースティングで「ネヴィオーロだと思ったらクシマヴロである可能性を疑え」と言われているほど似ている品種なのだそうです。

エーゲ海に近い産地PDOナウサはバローロの印象。内陸部のPDOアミンディオはバルバレスコの印象。

しかし価格は、ものにもよるが半値以下というから素晴らしい。

このあたりも、今ニューヨークでもっともクールなワインと言われる理由でしょうか。

個人的は両方ともにタンニン分がガッツリと感じられるため、若いヴィンテージで楽しむのはもったいない、と感じた次第です。

 

日本でもイケてるソムリエさんはギリシャ・ワインを選ぶことになるんでしょうかね。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「酒屋の株話」グロース派の買い場

 

 

「今年のトウモロコシはうまい!」

それでも、その旬は短い。もうすでに旬が過ぎてしまった感がある。

条件の良い年であっても、旬の食材をより美味しく食べようと思えば、そのタイミングは難しい。

天候を予想してそのタイミングを計ろうとしても、その天候を予想することが、まったくもって容易ではないのだ。たぶん「美味しい」と感じた時がベストなタイミングなのだろう。

DSC_0094

 

 

 

 

 

 

9日のNYダウは、早期利上げ観測が強まり384ドル下げた。

来週の月曜日の日本株市場は、この影響を受けて急落するのかも知れない。

投資のスタイルがバリュー派でもグロース派でも、買いのタイミングは同じなのかも知れない。それでも、特に成長株に投資するグロース派なら、この急落は投資の神様がたとえるところの「Mr.マーケットの悲観」ではないかと思う。

つまりは買い場だ。

トウモロコシの最も美味しいときを狙って天候を予想するように、成長株の買い場を狙ってマクロを予想することもまた容易ではない。

マクロが悲観に動いたなら、成長株を妥当な価格で買いたい投資家にとって、それは素晴らしいタイミングと言えるのではないかと思う。

また、好業績により、その価格水準に魅力を増している銘柄も多いと感じる。

素晴らしい年の、素晴らしいトウモロコシは「美味しい」と思ったときが旬。すなわち買い場だ。

来週の月曜日は「旬」となるのか。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ページ
トップ