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ホッピー・アートランド2016-11

 

 

なにどうしたというのか、消費の現場は寒々しいです。

それでも、立石とか赤羽とかに行けば、昼間っから飲む順番を待って行列ができているほどというから、世の中全体が冷え込んでいるというわけではなさそうです。

行列に並ぶのはちょと大変ですが、ちょっと寄って定番のうまい肴をアテに、ホッピーあたりを軽くひっかけるってのは、なかなかイイ感じですね。

 

ということで、そんなホッピーさんの新たなプロジェクト「ホッピー・アートランド」です。

世界で活躍するアーティストが、ホッピーを題材に制作したアートカレンダーをいただきました。

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【11月はオーストリア、ウィーンのアトリエ・オルシンスキーによる作品】

ピーター・オルシンスキーとヴェレーナ・ウェイスが2002年に立ち上げた新進気鋭のアートスタジオで、グラフィックデザインやイラストレーション、タイポグラフィー、フォトグラフ作品を中心に手掛けている。

また、アートショップを構えるほか、アートマガジンを出版するなど幅広い活動でウィーンのアートシーンを盛り上げている。

動脈のように走る大都会のネオンの谷間から「ホッピー」「HOPPY」のタイポグラフィーが浮かび上がる今作は、近未来的かつ幻想的な印象を放ち、見る者の目を奪う。

 

<今月のアート・コンセプト>

たくさんの分野で世界の最先端を常に走る東京、そしてニューヨークと大都会でホッピー旋風を巻き起こしている様子を、デジタルアートで表現。

 

個人的にはこんな細かいタッチの作品が大好きです。こんな作品を展示するのに適した場所で、こんな作品を鑑賞しながらのホッピーとは、なかなかのものではないかと思う次第です。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ドイツ食文化の魅力

 

 

蕨市の姉妹都市のひとつである、ドイツのリンデンから来日していた交流団の方々が帰国されました。

ドイツでは春、夏、秋、冬とそれぞれに長期休暇があるというから、うらやましい限りです。

さて、ドイツのエンゲル係数(収入に対する食費)が極端に低いのは有名な話ですが、ではドイツ人は飲食に対してあまり興味がないのかと言えば、まったくそんなことはないようです。

むしろその逆で、こだわりがあるからこそエンゲル係数が低くなるという、まったくもって賢い食文化を持っていると感じた次第です。

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<写真はピノ・ノワールから造られたドイツの白ワインとプレッツェル>

以前、ドイツの方からいただいた手づくりジャムの美味しさに感動したことがあるのですが、そんな美味しいジャムを自宅でつくることが出来れば、ジャムをお店で購入する必要はまったくないわけです。

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<庭で採れた各種リンゴをブレンドして、シナモンやらバニラやらを加えて作ったジャム>

都心では無理ですが、ちょっとヨーロッパの郊外に出れば裏庭にリンゴの木などがある家は珍しくないのだと思います。

今回の交流では、リンゴのもう一つの楽しみ方を聞きました。

ドイツでは「アップフル・ワイン」と呼ばれる自家製の「リンゴの発泡ワイン」です。フランスでは「シードル」、英語圏では「サイダー」と呼ばれているお酒ですね。

庭で採れた各種リンゴを絶妙にブレンドして、つぶすだけ。リンゴの皮に自生している天然酵母を利用してお酒にします。

たぶんここで重要なのは、酵母の働きを弱くしないために農薬などは使わないことと、各種リンゴの絶妙なブレンドでしょうか。

このお宅ではドライなタイプの「アップフル・ワイン」に仕上げるのだそうです。

世界的に「リンゴの発泡ワイン」でもっとも有名なのはフランスの「シードル」なのだと思いますが、どうも甘ったるい感じのものが多く、正直あまり好きにはなれませんでした。

それでも最近、アメリカのシアトルでつくられるドライな味わいの「シアトル・サイダー」というリンゴの発泡ワインを飲む機会があり、そんな固定観念は吹き飛びました。

そんなドライタイプのリンゴの発泡ワインは、平たく言えばフレッシュさのあるビールのような味わい。

大きいパイントグラスでチビチビ飲っても、ビールと同じように飲み飽きしない味わいでした。アルコール度数もクラフトビールなどと同じレベル。

そんな経験をしたばかりだったこともあり、まだドイツには行ったことがありませんが、ドイツに行ったならぜひ手作りの「アップフル・ワイン」の味わいを利いて回りたいと思った次第です。

日本でも同じなのかも知れませんが、ドイツの食文化の魅力はホームメイドにあるのかも知れません。

 

ちなみに上の写真のピノ・ノワールから造られたという、珍しいドイツの辛口白ワイン(やや紫色がかっている色合い)は、しまりのある味わいでなかなか良く出来た白ワインです。

最近の温暖化の影響でドイツでは冬に雪があまり降らなくなったとのこと。その代りにピノ・ノワールのようなブドウ品種のワインの出来が良くなっているようです。

 

もうひとつおまけに、ドイツの方が日本の「とんかつ」食べて、「これ完全にドイツ料理でしょ!?」って言ったらしいのですが、ドイツに行ったら、そんなドイツの「とんかつ」も食べてみたいと思った次第です。

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「酒屋の株話」日本の明確なトレンド

 

 

総務省が公表した外国人を含む日本の総人口は、2015年10月1日時点で1億2709万4745人となり、10年前の前回調査から約96万人減少。

国勢調査としては1920年の調査開始以来、初めて減少に転じた。また、75歳以上の人口は1612万人と総人口の「8人に1人」を占め、初めて14歳以下のこどもを上回った。

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<写真は日本経済新聞の記事>

世界で最も古い建国とされている日本国で、戦争などでの短期的な人口の減少はあったとしても、おそらく建国前から長期に渡って増加し続けてきた日本の人口が減少に転じている。

この人口減少のトレンドは向こう100年ぐらい続くとの予想もあり、すぐには転換しそうにない。

日本株市場でアクティブ投資を考えるなら、まずこの明確な日本のトレンドを念頭においてのフィルタリングが重要ではないかと思う。

選択できる企業は多くない。また、強いものや大きいものよりも、変化に対応したものが生き残ると考えるべきだと思う。

少子高齢化で、モノは売れなくなり、ひとり暮らしの世帯も増える。

また、今は増加している高齢者も、団塊の世代が全員高齢となれば、その後は高齢者の人口さえも減少して行くことになる。

この明確なトレンドを踏まえて投資先を選ぶなら、国内の高齢化に対応していて、さらに海外の高齢化にも対応して行けるようなビジネスモデルの企業、もしくは人口の増加、経済成長が期待できる国に対応できる企業ということになる。

フィリピンのドゥテルケ大統領が来日して、フィリピンへの投資を日本企業に呼びかけた。

成長する可能性が十分にある国で、強烈なリーダーシップのトップダウンで、強引に世の中を正している状況の国の成長に賭ける日本企業があれば、それは注目するべきだと思う。

この明確なトレンドを踏まえて、変化に対応できる企業を選択しようと思えば、それだけで頭の中が整理できるような気がする。

 

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なぜボジョレ・ヌーヴォーは毎年当たり年なのか?

 

 

ボジョレ・ヌーヴォーとは地球上で最も早く味わえるとされている、日本人のためにあると言っても過言ではなのかも知れません。

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「なんでボジョレ・ヌーヴォーは毎年、50年とか100年に一度の当たり年なの?」・・・・毎年のように酒屋の店頭でお客様から聞かれる質問です。

たしかに11月の解禁日が近づけば、ラジオやTVで今年のヌーヴォーがいかに素晴らしいかが語られます。聞いてる側としては「・・・・またかよ・・」みたいな、ややうんざりした気分になるのは当然だと思います。

それでも、それは日本での消費の気まぐれに、ボジョレの生産者が振り回された結果と言えるのかも知れません。

1985年ごろにボジョレ・ヌーヴォーは日本に入って来ました。そしてバブル景気などもあり、ワインブームをけん引しました

ボジョレ地区の生産者の成功しているビジネスモデルはヌーヴォーの販売です。そしてそのほとんどは日本向けなのです。

つまり「ボジョレ地区の農家さんは日本へのヌーヴォーの販売で食っている」と言えます。他のブルゴーニュワインと違い、ボジョレはヌーヴォー以外ではあまり注目されることがありません。

日本でどれだけヌーヴォーが売れるのかは、ボジョレの農家さんにとっての死活問題。そのために厳しい栽培や収穫基準、ブレンドの研究などを行うのでしょう。

そんな地域を代表する方が日本の消費者に向かって、消費者の期待を裏切るようなことを口にできるわけがないのです。

ちなみに戦前の高級レストランでは、いまの有名ブルゴーニュ・ワインと同じような価格でボジョレワインも販売されていました。

 

ボジョレ・ヌーヴォーの日本への輸入量はここ数年減少に転じております。

酒屋の店頭でも普段ワインをたしなまれる方に限って「・・・・もうヌーヴォーは卒業かな」などと感じている方は少なくないようです。

もしくは、年に一度の行事として、ちょっといいヌーヴォーをお求めいただく感じでしょうか。

数年前のような、ボジョレ・ヌーヴォーを1本500円以下で販売しようなどと考える大手小売り業者はもう現れないでしょう。また、そんな日本の販売の現場での過当競争が、日本のヌーヴォー市場をつぶしたのかも知れません。

 

日本の消費者の期待に応えようと、頑張って来られたボジョレの生産者の期待に応えてみるのも、ひとつの良い考えではないでしょうか。

ちなみに今年のボジョレの出来は本当に良いようです。

 

 

 

 

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「ボジョレ2016ヌーヴォー」エレガントで魅惑的

 

 

ボジョレワイン委員会プレリリースの「2016年ヴィンテージ情報」が届きました。

2016年ヴィンテージのボジョレは「エレガントで魅惑的なワイン」。

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どうやらブルゴーニュの中でもボジョレ地区は、春の雹の被害が少なかったようです。

収穫量は過去5年平均を上回る結果となり、「典型的」と言える量になったとのこと。フランス全体での収穫量は10%以上減少すると見込まれているが、ボジョレに限っては40%増。

春の悪天候に対し、夏は理想的な天候だった。

ブドウは熟成が遅れたことで、夜間は気温が下がり、日中は太陽に恵まれ気温が高いという環境にさらされたため、収穫時までには理想的な熟度に達することができた。

そして、とても良いヴィンテージを予想させる心地よい爽やかさも維持している。

最初のテイスティングでは、2016年ヴィンテージは魅惑的で、繊細で滑らかなタンニンときれいな果実味があることがわかった。

「2016年は力強いというよりもエレガントで、酸と果実味、ストラクチュアとのバランス、そして爽やかさ味わい深さとのバランスがすばらしい」と委員会の幹部はコメントしているとのことです。

 

11月17日には「エレガントで魅惑的」なボジョレ・ヌーヴォーを楽しみましょう!

 

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