栗焼酎の人気代表銘柄は「ダバダ火振」ですが、その最高級品がこの「四万十大正」なんです。
「ダバダ火振」は人気があり、酒倶楽部ステップでも1年に数ケースしか入荷しない品薄品。入荷後、直ぐに売り切れしてしまいます。
「ダバダ火振」と「四万十大正」の違いは、栗の使用量と熟成期間。「四万十大正」は国産の栗を75%の比率で使っているのです。(栗は芋や麦よりも当たり前ですが価格が高いんです。だから原価もう~んと高いんです!)熟成期間は何と四万十時間(約4年7ヶ月)地下洞窟で貯蔵熟成されます。
もちろん限定品!
栗焼酎「四万十大正」アルコール分35% 720ml 5,900円
香りは洋菓子のモンブランを連想させる甘~く芳ばしい感じ。口当たりは熟成酒ならではのまろやかさ。蒸した栗の味わいが高貴に凝縮された様なコクのあるリッチな味わい。ロック、水割り、お湯割りでも良いのですが、できれば、もったいないのでブランデーグラスにでも注いで、ゆっくりとくつろぎながら楽しみたいですね。
酒屋のおやじは数年前に、高知県にある「四万十大正」の製造元、無手無冠さんにお邪魔したことがあるんです。大正町と言う場所なのですが、四万十川の上流にある、それはそれは美しい場所。そこを流れる四万十川の川原で一日中物想いにふけながら、ダラダラと過ごせたら、そーとー穏やかな人間になれそうな気がしました。
小規模の蔵で、当初の栗焼酎造りは、地域の村おこしが目的だったとか。たしかに、この蔵から全国に栗焼酎を発送するのは、相当大変な感じ。全国の需要を100%満たせる感じでは、まったくありません。しかも、手作業が多い!設備も古いを通り越してアンティークの域。栗の処理は他の原料と比べ手間がかかります。これらを考え合わせると、間違いなく希少品なのです!
この蔵の名物社長さん(すごいアイデアマン!)と、凄く古い搾り機!?美術館の様です!
いつまでも、この体制で希少品の栗焼酎を造り続けてほしいものです。
この蔵訪問の後、大正町から地図に載っている国道を通って四万十川下流へ向かったのですが、その道が凄かった!スゴイ山道のワインディング・ロード!車一台やっと通れる感じ!しかも片側は崖のところもあり「ここホントに国道だよねー?他に道なさそうだし!」みたいな感じ。そこを”山道攻めるぜ!”みたいなマニアにあおられたり、対向車があったり、すごいヘアピンカーブの連続で、酒屋のおやじは冷や汗でっぱなし!!凄い経験をさせて頂きました。
この山道、地図で見ると確かに国道!しかも他の国道よりも太い線で書いてあるんです。「こりゃあ、だれかが何とかするべきでしょう!!」などと思った事が一番記憶に残ってしまった旅行なのでした。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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