スパークリング清酒市場の混乱と可能性

大手酒造メーカーさんの酒販店を巻き込んだマーケティングの成果もあり、最近はスパークリング清酒が主に業務用のナイトマーケットで人気。

しかし、需要が盛り上がった昨年の年末に突然のメーカーさんからの出荷の見合わせ。

酒倶楽部ステップを含め、マーケティング戦略に協力した酒販店さんたちは大変でした。飲食店さんからは、「積極的に売り込んでおいてモノがないってどういうことなの?それもこの繁盛期に!」ってお叱りを当然受けるわけですね。

特にメーカーさんや飲食店さんとのコミットメントがあるわけではないと思いますので、最終的には「しょーがないね!」で済んだのだと想像されますが、大変な思いをされた方は多いと思います。ご苦労様でした。

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大手酒造メーカーさんのスパークリング清酒マーケティング戦略は、まず酒販店を動かして飲食店さんに専用フルートグラスとともにサンプルを供給しました。

販売は百貨店か業務用酒販店、酒類専門店だけで、スーパーさんやコンビニさんには卸させませんでした。

低アルコール、炭酸の利いた甘味のある飲みやすい味わい、スタイリッシュな外見、手ごろな価格で市場は拡大。

低迷している日本酒市場に新たなスパークリング清酒の可能性を示してくれたのです。

しかし、その後にスーパーさんやコンビニさんにも卸すこととなり、生産供給がパンクしたようです。酒販店にしてみれば、「あんなに一生懸命販売を広げてやったのになんだよ~!」みたいなことになったわけですね。

それでも、ナイトマーケットが主とはいえスパークリング清酒の可能性を示してくれた大手メーカーさんの功績は大きいと思うのです。

今後、清酒メーカーの多くはスパークリング清酒の市場に参入してくると推測されます。そして、「そのベストポジションをどの酒蔵さんがとるのか?」は微力な街場の酒販店としても興味のあるところなのです。

出来れば酒屋としてもいいポジションを取りたいのですが・・・・・・・・・!(汗)

 

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