結婚の披露宴や記念式典など、お祝いの席の舞台上で「よいしょ~っ!・・・ポコン!」って樽酒のフタを木槌でたたいて割る「樽酒の鏡開き」のご案内。
お祝いごとですから「割る」を含む「鏡割り」と呼ばずに、「鏡開き」と呼びます。
明日納品予定の「鏡開き用の樽酒」
もともとの鏡開きとは、徳川四代将軍の家綱が諸大名をお城に集め、先祖の甲冑(かっちゅう)の前に鏡を飾って出陣の舞を舞う祝宴をしたことに由来するという説と、その昔に武士が出陣のときに酒樽を割って、武運を祈り飲んだという説があるのだそうです。
酒樽の上ぶたが丸い形をしていることから鏡と呼ばれ、それを割ることから「鏡割り」となり、「割る」の代わりに末広がりの意味もある「開く」を使い「鏡開き」となったようです。
この「樽酒の鏡開き」は、極めておめでたい集まりの演出として使われる日本だけの文化であることは周知のとおり。
上の写真の樽酒はいわゆる演出やもようしもの専用の酒樽。神社に奉納するような樽に入った酒ではありませんが、安全に失敗なく、その極めておめでたいパーティーを盛り上げるのです。
神社に奉納するような樽酒を鏡開き用に仕立てるには、かなりのリスク(樽を壊して酒を流してしまうような)があると想像されるため、酒屋のオヤジなどでは万が一を考えれば恐ろしくて、とてもとてもできません。それに試してみるチャンスもないし。たぶんこれができるような酒屋さんは、かなり少なくなっているのではないかとも想像されます。
しかし、一番重要なのは、その極めておめでたい席での「鏡開き」の演出を無事に成功させることです。
上の写真の「鏡開き用の酒樽」には、その中にステンレスの桶が入っております。パーティー会場に酒樽をセットしたら、そのステンレスの桶にお酒をドボドボドボと注ぎ入れて満たし、その上に既に割れている上ぶたを乗せるわけです。そして酒樽の後ろに「祝・・・」と書いた入山札と呼ばれる木の立て札を差し込んだら完成。中に金粉を混入してもいいですね。
比較的大きな紅白のリボンで巻かれた木槌で「せ~の・・・・ポコン!」とやってもらい、ひしゃくでお酒をすくって升に注いで振る舞います。
この樽酒の準備にはかなりの日数が必要です。もしご使用になりたい場合には、少なくとも1ヶ月ぐらい前、時期によっては2ヶ月ぐらい前までにはご注文を出して下さい。キャンセルはできません。
日本人らしい盛大なお祝いの演出があるとすれば、やっぱりこの「樽酒の鏡開き」をおいて他にないと思います!
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります