日経新聞夕刊のコラムに翻訳家の方が、お酒の飲み方について書かれてました。
その翻訳家の方曰く「ブランドも銘柄もどうでもいい。自分でおいしいように飲みたい。」とのことで、酒を自分好みに混ぜて楽しんでいるとのこと。
お得な日本酒を購入してみて、ちょっと辛いかなと思えば、純米吟醸原酒や味醂を混ぜて、自分好みに味わいを調整するのだそうだ。
酒屋にとっては、なんだか目からウロコの素晴らしい発想ではないかと感じた次第。お酒は好きなように楽しむのが一番なのです。
ワインでは高級品からそうでないものまで、違うブドウ品種のものをブレンドして味わいをつくることが多いのですが、日本酒の世界ではあまり一般的ではないかもし知れません。ひょっとしたら混ぜる(ブレンド)は、新たな味わいの可能性を広げるのかも知れませんね。
日本酒好きの方で、混ぜて自分でおいしいように飲みたい方は、おいしい味醂を1本買っておくと便利なのだそうだ。辛いなあとか、もう少しコクがほしいなあ、というときに味醂を少し混ぜると、これがいけるらしい。
なんでも昔は味醂のことを柳陰(やなぎかげ)と呼び、その柳陰は大名酒と当時は呼ばれるほどのぜいたくな飲みものだったのだそうだ。江戸、明治、と女子どもだけでなく、男も日本酒代わりに味醂を飲んだらしい。
そんなことで、ブレンドの妙も間違いなく酒類の魅力の一つなのだと思います。自分好みの味わいを探って、好きなようにブレンドしてみるのもお酒の楽しみ方の一つかも知れませんね。
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投稿日:2013年5月25日
カテゴリー:清酒
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