好景気の時代には淡麗辛口の酒が好まれ、不況感のある時代には甘口が好まれるといわれます。今がどちらかと聞かれたら、やっぱりどう考えても後者の方でしょうか。
酒倶楽部ステップでも甘みの程度の違いはありますが、「甘いお酒が好み!」とのお客様は増えているように思います。もちろん甘口を求める方は、全体の中ではまだ少ないのですが、それでも増えて来ている感じはあります。
これは日本だけの傾向ではないのかも知れません。イギリスでも、そう遠くない将来にポートワイン(ほとんど甘口)の売上げがシェリー(ほとんど辛口)を上まわりそうなのだとか。
また芋焼酎の人気傾向でも、よりフルーティーで甘みを感じるものが受けているように感じます。
大関 「極上の甘口」 (清酒) 720ml 945円
こと清酒の甘口/辛口の表現は難しく、実際に飲んでみても「こんなにフルーティーなのに辛口なの!?」もしくは「酸っぱいような味わいが強いのに甘口なの!?」みたいな印象を受けたりもするわけです。
素直に「甘いお酒が飲みたい!」と望んでも、実際に飲んでみると微妙だったりもします。しかし、この清酒「極上の甘口」は大丈夫。
「極上の甘口」は完全無欠の甘口なのです!
清酒の甘口/辛口を表すのが日本酒度で、+が辛口、-が甘口を表し、それぞれ10ぐらいの数値ではかなり片寄った味わいを示しているのですが、この「極上の甘口」の日本酒度は”-50”で、かなり突き抜けた甘口の酒といえます。
そして酸度も相当に高く、その酸味と甘みのバランスがよいため、ただ甘ったるいだけの味わいではないのです。質の良い極甘や甘口のワインの様な大人の甘さなのです。
不況感のある時代に甘口の酒が受けるのは、その甘さに、不況からくる不安や疲労が癒されるためかも知れませんね。休日でゆとりのある夕食後の、デザートがわりに「極上の甘口」をチビチビとやりながら、家庭でのおしゃべりの時間を持つのも良い感じではないでしょうか。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
カテゴリー:清酒