2014年 酒屋の大局観

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昨年の後半は酒業界にとって「意外に良かった」と言えるかも知れません。

特に、ちょっと高額な商品がよく動いたように思います。また忘年会シーズンでは「みんなでちょっと贅沢をしようぜ!」みたいなムードもあったように思います。

そのためか、高額の定番品が品薄となり、年末だけの、年に一度の楽しみとしてそんな高額の定番品を求めにご来店されたお客様には、期待が外れてがっかりさせてしまったお客様もおられました・・・・・・すみません。

一緒に仕事をしている者からは「なんでもっと仕入れておかなかったのよ!(怒)」みたいなお叱りも頂き、「・・・・・・だって・・・そんな高級品を何ケースも積み上げられないでしょうが・・・・・・(汗)!」みたいな言い訳をしていた次第です。

 たぶんアベノミクスによる株高や円安、また被災地の本格復興、オリンピック開催の決定などが消費意欲を高めたのだと想像されます。

またこの流れは今年も継続するのでしょう。

しかし、しかしです。やっぱり日本市場には少子高齢化と人口の減少というクリアーなトレンドが存在しています。国内の消費全体の総量は減少せざるを得ないのです。

こんな状況下で大手小売りは、より大きく、より多く、より効率的に、より販売チャンネルを広げると、このダウントレンドの国内消費市場での販売シェアをより拡大しているわけです。

たぶんどの業界でも同じだと思うのですが、小規模業者が販売量を追いかけてたところで市場は縮小するし、シェアは奪われるしでどうにもならないわけですね。

どの業界でもその分野のカッティングエッジを追及するしか生き延びる道はないように思います。

吹けば飛ぶような街場の酒屋としては、市場規模は極めて小さくても独自のカッティングエッジを求めて行くしか、これからの酒屋としての存在意義を見出すことはできなそうです。

つまり・・・「国内消費が何とかなってるうちに、何とかせねば・・・・・(汗)」ってことでしょうか。 

 

 

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