ドイツでもっとも人気のあるケーキはバウムクーヘンではなく、ドイツのシュバルツバルト地方で古くから伝わるケーキ「シュバルツベルダー・キルシュトルテ」。日本語にすれば「黒い森のさくらんぼケーキ」なのだそうだ。
シュバルツバルト地方にはモミの木を中心に、ブナやオークなどの木々が生い茂る広大な森林地帯があり、そのうっそうとしたモミの木が天気の悪い日には暗く黒く見えることからシュバルトバルト(黒い森)と呼ばれる。
「日経マガジン」で紹介されていたシュバルツベルダー・キルシュトルテ
「黒い森」をイメージしたこのケーキのレシピは、お店や家によってさまざまな秘伝のレシピが受け継がれているのだとか。チョコレート色のスポンジ生地に、黒い森と落ち葉をイメージしたようにも見える削ったチョコレートをふんだんに使い、そこにこの地名産のサクランボが飾られる。
どのレシピでも決め手になるのは、地場産さくらんぼを使った蒸留酒、キルシュバッサーをスポンジ生地にたっぷりと染み込ませること。酒がしっかり効いた大人の味わいで、甘さの中にある酸味の効いたサクランボとカカオの苦味のコントラストが絶妙なのだとか。
3Tannen Kirschlikör 3タンネン キルシュリケール AL45% 350ml
お菓子作りをされる方にはお馴染みのキルシュ。サクランボを蒸留したキルシュバッサーにごく微量の糖分を加えてリキュール規格にしたもの。
このキルシュは、たぶんプロも含めたお菓子作りをされる方が一番使うお酒ではないでしょうか。チェリー系、いちご系スイーツなどに爽やかな酸味を与えワンランク上のお菓子になります。
また、白ワインの替わりにキルシュを使うようなチーズフォンデューもあるようです。
家飲みの〆に、大人の味わいのデザートなんてのも良いですね!
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