遼くんパパの子育てセミナーに行って来ました。女房殿がセミナーの抽選に応募してくれて、それが運よく当たったのです。
会場は満杯でした。天才的な遼くんがどうやって育ったのか、興味を持つ方々は多いようですね。
遼くんパパである勝美さんはお話がとても上手。流石は信用金庫マン!銀行マン的とはまた違う、ユーモアをたっぷりと盛りこんだ楽しいお話でした。たぶんお父さんの、人を楽しませるのが上手なところも、現在の遼くんの人格形成に大きく役立ったんじゃないでしょうかね。
驚いたのは、お父さんは遼くんに対して、「ゴルフを教えたことは、ほとんどないんですよ!」ってこと。遼くんの元々の資質が先ず素晴らしいのですが、それを上手に親も楽しみながら親子の交流にしてきたようです。
遼くんが幼いころはアレルギー性のぜんそくが酷く、咳で疲れ果てて眠りにつくような子だったのだそうです。そこでお母さんはぜんそくに効き目があるスイミングに通わせ、夜は寝るときに本を読んで聞かせ、ぜんそくを紛らわせたのだそうです。これで遼くんは地域のスイミング大会ではいつも優勝。そして本が大好きになったのだそうです。
遼くんがゴルフを始めたきっかけは、仕事に忙しい父親と息子の関係を気にしたお母さんが、遼くんをお父さんに託し、一人で友人の結婚式に出かけたこと。そこでお父さんは遼くんを連れてゴルフの打ちっぱなしに出かけたのです。もちろん遼くんも興味を持ち、お父さんの5番アイアンを半分に持ち打ったのだとか。
素晴らしいのは遼くんの場合、最初の一発目からナイスショット!まっすぐに飛んだこと。そこから、プロになるために資質の備わった遼くんは黙々と練習。そして現在の遼くんへとなるわけです。
御両親の素晴らしいのは週末にお父さんとゴルフ場に向かう車の中での会話。ゴルフばかりの子供を心配したお母さんの気持ちをくんで、お父さんは会話による車の中での勉強をしたのだそうです。距離と時速と時間の問題が多かったようなのですが、国語の勉強では「なぞかけ」をして楽しくボキャブラリーを鍛えたのだとか。
遼くんの資質も素晴らしかったのですが、子供の好きなこと、得意なことを親も一緒になって楽しむことが最も重要なのだと思った次第です。また、アレルギー対策のスイミングや本読み、移動時間でのなぞかけや、お父さんの趣味であるゴルフに遼くんが興味を持ったことなどプロゴルファーとしても、社会人としてもプラスになったのではないでしょうか。
同じように息子を持つ親父としては、「こんど息子を一人づつ車の助手席にのせて、とりあえず距離の問題と、なぞかけやろうかな!」って思った次第です。
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