10月もあと1週間。
来月はいよいよボージョレ・ヌーヴォーの解禁日。
ルー・デュモンの仲田晃司さんから
ブルゴーニュやボージョレについて
今年の状況をお知らせするメールが届いています。
仲田さんのヌーヴォーもご予約承り中です。
※一部ご予約で完売の商品がございます
~ルー・デュモン
仲田晃司さんからの
ボージョレ便り~
【7月11日】
昨年から今年にかけての冬は平年並みでしたが、
3月以降は不順な天候が続いています。
4月8日から13日まで、
気温がマイナス4~8度となって霜害が起こり、
収量減が決定的となりました。
この影響で、例年より3週間ほど遅い、
6月15日に開花を迎えました。
5月以降今日まで、
低温で雨がちな天候が続いています。
そのためここ数年見られた水不足の
問題はありませんが、
多くの地域で、ミルデューやオイディウムなどの
カビ害が広がっています。
幸い私の区画は標高400メートルの高台斜面にあり、
風が強く水捌けも良いため、
雨が降ってもすぐに乾きます。
今のところカビ害や病気も皆無で、
ぶどうはすくすくと健康に育っています。
高台区画ゆえの開花時の昼夜の温度差によって、
今年もクリュール(花ぶるい)が多く発生し、
大部分のぶどうがミルランダージュ
(非常に凝縮した小粒のぶどう)です。
去る6月21日と22日にはボージョレ全域に雹が降り、
収量がさらに減ることになりました。
このように、今年は天候不順の影響を強く受けております。
しかし、醸造家として、このような年こそ燃えるものがあります。
モチベーションが上がります。
収穫時点のぶどうのシミュレーションを行っていますが、
ただでさえ収量が少ないことに加え、
今年は選果を一段と厳しくしますので、
結果的にワインは相当凝縮した、
濃厚な味わいになるのではないかと予想しております。
いずれにせよ、2021年ヴィンテージは
生産者間の差が大きくなる「生産者の年」になると思います。
画像は先日撮影したもので、
高台斜面畑の様子と
ミルランダージュのぶどうです。
現時点で予想される収穫開始予定日は
9月20日頃ですが、
私はさらに10日ほど遅らせて、
9月末に、最高度に完熟したぶどうを
収穫するつもりです。
「ガメイは、完熟が命」ですので。
【8月26日】
7月の平均降雨量は4mm/日で、
雨がちな天候が続きました。
また、平均気温は13~23℃と
7月としては相当低めでした。
8月9日頃からようやく晴天が続きましたが、
たまに豪雨があり、
今のところ月平均としては
7月と同じ4mm/日で推移しております。
この7~8月の多雨によって、
ボージョレ全域でカビ害、
特にオイディウムがさらに広がりました。
ただ、毎年毎回同じようなことを書いて恐縮ですが。。、
私の区画は標高400メートルの高台斜面にあり
年中強い風が吹いているため、
雨が降っても、
カビが発生する前に乾いてくれるのです。
また、前回お伝えしましたように大部分のぶどうが
ミルランダージュ(非常に凝縮した小粒のぶどう)なのですが、
このミルランダージュというのは、
粒の密集度が低いため房はスッカスカに見えます。
このスッカスカの部分に、風が良く通ります。
そのような効果で、
私の畑はミルデューやオイディウムといった
カビ害を免れております。
場所によってはカビ害によって葉が
すっかり落ちてしまった可哀そうな畑をよく見かけるのですが、
私の畑の葉は青々と生い茂っております。
少なくともこの点については胸を張って、
安心してください☺ とお伝えしたいと思います。
ボージョレ全域でぶどうの実が
少なく熟成が進んでおりますので、
収穫開始予定日は
9月15日頃に早まるのではないかと思います。
私たちは種が完熟するまで待ちますので、
当初の予定通り9月末を予定しています。
収獲が完了し醸造が一段落しましたら、
またご報告申し上げます。
【10月13日】
8月下旬~9月上旬も
雨がちな天候が続きましたが、
収穫公示日の9月15日頃からは晴天に恵まれ、
生産者達も胸をなでおろしていました。
私たちは公示日より8日遅い、
9月23日と24日に収穫を行いました。
翌25日からは大雨が降りましたので、
その前に収穫ができて喜んでおります。
手摘み収穫時、運搬前、発酵前の3回選果によって、
完熟したぶどうのみを厳選しました。
収穫時の潜在アルコール度数も12度を越え、
酸とのバランスも良く、
私自身納得のゆく、素晴らしい収穫となりました。
現在ワインは発酵途中ですが、
香りは非常に華やかです。
分析数値だけをみると、
特にバランスが良かった
2016年に近いスタイルになるのではないかと思います。
お祝いとしてすぐにお飲みいただいても、
少し寝かせてからお飲みいただいても、
きっと美味しく召し上がっていただけると思います。
ご注文をくださいましたすべてのお客様に、
心よりお礼申し上げます。
このようなご時世ですが、
私のヌーヴォーが少しでも、
日本の皆様の幸せな時間のお伴になれましたら、
本当に嬉しく存じます。
メゾン・ルー・デュモン
仲田晃司
Teru Cafeさんの
ヴィーガンランチカフェ。
毎月、ご案内できるようになりました!
さらに
15:00~18:00は
ヴィーガンワインバーになります!
おつまみ&グラスワインのセット販売を予定しています。
丁寧に心を込めて作られるランチに
Teruさんのお人柄も相まって
ファンがたくさんいらっしゃいます。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100063705035540
お席の数を限定して
時間を区切った予約制となります。
Teru Cafe & 葡萄とくまの
ヴィーガンランチカフェ
11月6日(土)・7日(日)
11時30分~・13時30分~
2日間 2部制です。
ヴィーガンランチプレート
1500円(税込)
メイン1品・デリ3品・スープ・サラダ・玄米ご飯
定員各回 6名
テイクアウトのランチボックスもご用意しています。
こちらも前日までのご予約制となります。
テイクアウトランチボックス
1300円(税込)
お受け取り時間12時~15時で
ご指定下さい。
スイーツ 500円
※いずれも前日までのご予約制ですが
多数のご予約があった場合は
前日以前に
締め切らせていただくこともあります。
ご予約は
葡萄とくまでもお受けしています。
お電話・メール・ライン・インスタDMで
ご連絡ください!
ランチが終ったら
ワインバータイム
15:00~18:00
ヴィーガンのおつまみと&ワインセットで
ご案内します。
ご予約の必要はありませんが、
席数に限りがあるため
1時間での入れ替え制にさせていただきます。
お楽しみに!
ボージョレ・ヌーヴォーの
ご案内開始しています!
詳しくは↓をクリック
今年は
例年以上に
たくさんのご注文をいただいています。
ステイホームを愉しむ方が多いのかも。
それから
ヌーヴォーで 季節感を愉しみたいという方も
いますね。
まだまだ、お出かけできなそうですから・・・。
一番人気は
ジャン・クロード・ラパリュ。
1本飲み終わって
幸せに包まれるヌーヴォー。
実は
さらに おススメのヌーヴォーがあります。
セレネ ボージョレ・プリムール
葡萄とくまの ヌーヴォーチラシ番号 4
造り手は
まだ若き、シルヴェール・トリシャール。
2012年から
ボージョレ、ブレッセ村でワイン造りを始めた
新しい生産者です。
以下、輸入会社さんから↓
シルヴェールは子供の頃から
いつもぶどう畑にいた。
おじさんがワイン生産者で、
ドメーヌ・ド・ラ・フーリィという名前の
ドメーヌを所有していたからだ。
18歳からおじさんのドメーヌで
働いて以来数々の生産者で経験を積んだ。
2002年、JCラパリュに出合い収穫を体験、
その際、自然派ワイン醸造というものを初めて知った。
その経験が、彼のワイン造りに対する興味に
スイッチを入れたのだった!
2008年農業開拓責任者資格(BPREA)を取得、
同時に醸造学と有機農業を履修した。
彼は、ドメーヌ・ベリュアールにて研修をしたが、
そこですっかり自然派ワイン造りというものに
魅せられてしまった。
2012年、彼はおじさんのぶどう畑を譲り受け、
遂に自身のワイン造りが始まった。
おじさんは当初よりビオ、ビオディナミにて
ぶどう栽培を行っており、
当然その自然な栽培方法を受け継いでいる。
つまり、常にビオディナミが行われていた畑の
ぶどうでワインを造っていることになる。
彼のワインの味わいは、
まさに最先端の自然派そのもの!
軽やかでフレッシュ感に富んでいる。
しかし骨格はしっかり存在し、
エレガントな味わい。
”セレネ”とは
ギリシャ神話に登場する「月の女神」。
ビオディナミを実践するワイン造りを象徴するワイン名だ。
↑↑↑
ジャン・クロード・ラパリュの系譜をもつ
自然派の生産者です。
スイスイ飲める上質の
ナチュールワインを
作っています。
今年は
やはり難しい天候の影響を受けて
生産量がとても少ないようですが
こんな年こそ
生産者の実力が表れるものです。
セレネのヌーヴォーは
より厳選された葡萄で
素晴らしい味わいになるでしょう。
私も ほんとに楽しみです!
是非是非 ラパリュとともに
セレネも ご予約してくださいね。
コロナ禍で
流行っていると噂の
旅行会社主催の
オンラインツアーに
参加してみました!
目的地は スペイン!
ワインの銘醸地リオハと
美食の街 サンセバスチャン
を巡る旅。
サンセバスチャン、
行ってみたかったんですよね。
ツアーの日時は
水曜日の夜8時スタートなので
私にとっては都合が良くて
思い切って申し込みました!
事前に
ワインと 生ハムが
送られてきます。
一緒に
ピンチョスのレシピも。
ネットのレシピも参考に
事前に スペイン風おつまみを
作ってみました。
長ネギのカルソッソ風
たことじゃがいもの
ガリシア風 ピンチョス
マッシュルームのセゴビア風
本場の味にはほど遠いですが、
簡単に出来て 結構おいしい!!!
そして
気分は盛り上がりますね!
飛行機をバックにしたアテンドの方の
説明が終ると
一気にリオハに飛びます!
リオハのワイナリー
マルケス・デ・リスカルの
ティスティングルームで
乾杯!
それから
サンセバスチャンのバル巡り
です。
バスクチーズケーキ発祥のバルの前も
通りました!
ランチのお客で賑やかな人気バルに入って
ピンチョスを注文。
我が家に並んでいるおつまみより
大きくて
はるかに美味しそうでしたが・・・。
仕方がないですね!
それから
ビスケー湾が
眺められる浜辺に。
すごく太陽の日差しが強くて
青い空と 青い海。
丸く美しいビスケー湾を
上空から眺める映像もあり
ちょっと感動!!!
スペインワインを勉強していると
ビスケー湾からの風の影響について
出てきますからね。
そして
また リオハに戻り
マルケス・デ・リスカルのワイナリーと
畑を見学。
収穫間際の テンプラニーリョを
見ることができました。
ワイナリーの隣のホテルの中も見学しました!
ビルバオのグッゲンハイム美術館で有名な
建築家 フランク・ゲーリーが設計。
ワインをイメージしているそうです。
中には
マルケス・デ・リスカルのワインが愉しめる
素敵なワインバーがあります。
行ってみたいですね。
ツアーはこれで終了。
ワインと生ハムがついて
14000円ほど。
もちろん家族全員で愉しむことも可能です。
ちょっと割高な気もしましたが、
全く旅行に行けないこのコロナ禍のなか
海外旅行気分を楽しむのには最高です。
最後に参加者の皆さんとZOOM内で記念撮影。
私も含め
皆さん 素敵な笑顔でしたよ!
引き続き
お得なワインセットのご案内です!
「至極の~」とついていますので
ちょっとお高めのワイン達ですが
ハレの日用のワインとして
もしくは
セラーにコレクションするのに
おススメです!
詳しくは↓
特別企画 パート2
至極のブルゴーニュ頒布会
各月2本で
税込 30,000円
特別企画 パート3
至極のイタリア頒布会
各月2本で
税込 22,000円
締め切りは 10月1日(金)
各月、
葡萄とくまで
お支払いと商品のお渡しとなります。