“ワイン”の記事一覧

「ムーラン・オー・モワーヌ VV2000」モノポールの秘蔵ワイン

 

 

今回ご紹介するワインは、ブルゴーニュでは珍しいモノポール(単独所有)もの。

それも鍛え抜かれた舌を持つ、オーヴェルジュ(宿泊施設付きのレストラン)のオーナーシェフでもある、前オーナー(1995年~2008年)の秘蔵コレクションです。

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【オーセイ・デュレス  クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ  キュベ・ヴィエイユ・ヴィーニュ  モノポール 2000】Alc13%

962年からクリュニー派の修道士たちによってワインが造られていたという歴史あるドメーヌ。オーセイ・デュレスの谷間に構える中世の面影を残す建物と、その内側に空いた500ある穴の鳩小屋は、宗教的遺産、建築遺産として登録されているとのこと。

ワイナリー名にもなっている「クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ」とは、その昔にシトー派修道僧によって発見された神秘的な区画。このクリュニー修道院が所有していた区画を、962年から6世紀にわたってシトー派の修道僧によりブドウ栽培が行なわれて来たのだそうだ。

この僧侶たちによって大切に守られて来た区画は、コート・ド・ボーヌの丘に挟まれた中心部に位置しています。

「2000年ヴィンテージ」は1995年~2008年までのオーナーであった、オーヴェルジュのオーナーシェフでもあるエミール・アニック氏が造ったワインの蔵出し古酒です。

絶妙な熟成香、穏やかでエレガントなチェリー系の果実味、まさに飲み頃を迎えている味わいのブルゴーニュと言えます。

飲み頃のモノポールもの蔵出しブルゴーニュ古酒は如何でしょうか?

 

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「D・ラ・カデット レ・ヴォー・ブトン2009」自然派ブルゴーニュのエレガントさ

 

 

いわゆる「うす旨系ブルゴーニュ・ワイン好き」の方におススメしたい自然派のワイン。

それも2009年ヴィンテージ!当たり年です。

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【ドメーヌ・ラ・カデット ブルゴーニュ ピノ・ノワール レ・ヴォー・ブトン 2009】750ml Alc11.5%

いわゆるうす旨系で非常にエレガントな味わいのブルゴーニュ・ワインですが、それでもこのヴィンテージは2009年。

世紀の当たり年らしく、うす旨エレガントでありながら、しっかりとした成分の凝縮感。そしてミネラル感のある奥行がスーっと身体に馴染むように伸びてくる風味がうつくしい。

自然派だからなのか一口飲めば、癒されるような、落ち着かせてくれるような、どこか懐かしいような気分にさせてくれるから不思議です。

 

この「D・ラ・カデット」立ち上げのときに協力したのが、今や自然派ワインを代表する造り手のフィリップ・パカレさんなのだそうだが、同じようなワイン造りにおける哲学を持っているワインと言えるのではなでしょうか。

近年の不作続きのブルゴーニュ・ワインで「2009年ヴィンテージのブルゴーニュ・ワイン」は、ますます稀少になって来たように思います。

そして、2009年ヴィンテージは確かに美味しいのです。

 

2009年ヴィンテージの自然派ブルゴーニュ・ワイン「ラ・カデット レ・ヴォー・ブトン」は如何でしょうか?

 

 

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「このゆびとまれ」瑞々しい甘みの新酒ワイン入荷です

 

 

塩山の奥野田ワイナリーさんから、今年の新酒が入荷しました。

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奥野田ワイナリー【このゆびとまれ】 甲州市収穫デラウエア100% Alc.8.5% @1,512円+税 甘口

白ワインなのですがデラウエアの皮の色素が溶け込んで、ほんのりとしたラベンダーを思わせる色合い。

口に含めば、まるで小粒のデラウエアを、まとめて口の中に詰め込んだような、瑞々しさと爽やかな甘み。贅沢な味わいです。

2015年ヴィンテージは、ほとんど病気の心配の要らない年だったのだそうで、非常に健全なブドウが収穫できたのだとか。

もちろん、だからこそ今年の新酒は、健全な瑞々しさあふれる味わいなのです。

 

甲府盆地はほんとうに暑い。そんなブドウの生育に最適な環境で、真夏の太陽をたっぷり浴びた甲州市収穫完熟デラウエアぶどうを100%使用した、蜂蜜を思わせる香りと濃厚な甘みを閉じ込めた「このゆびとまれ」は10月1日に発売を開始致しました。

自然の恵みをたっぷりと受けた摘みたての、瑞々しい甘みの新酒「このゆびとまれ」は如何でしょうか?

 

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いわゆる「ネゴシアンものワイン」の魅力

 

 

 

「お得でおいしいワインが飲みたい!」

デイリーワインを探すための、最も重要な基準でしょうか。

お得感のあるワインと言えば、いわゆる「ネゴシアンものワイン」は、その代表と言えるかも知れません。

「いわゆるネゴシアン」と言ってもボルドースタイルのネゴシアンではなく、ブルゴーニュスタイルの、ブドウ栽培はしないがブドウを購入してワインを造ったり、ワインを購入して自社ブランドで販売したりするタイプの方。

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【いわゆるネゴシアンものワイン】

いわゆるネゴシアン・ワインの目指すところは、「お得感のある価格と味わい」。そして世界のほとんどの人に受け入れられる味わいでしょう。

上の写真に写っている「いわゆるネゴシアンものワイン」は、イタリア産、南アフリカ産、カリフォルニア産、ニュージーランド産で、コンクールで金賞に輝くような評価のワインです。

もちろん、その産地の魅力を反映した、際立った個性はないかも知れません。

しかし、その代わりに価格に対してのパフォーマンスの高さがあるのです。しかもデイリーワインとして、うれしいことにスクリューキャップが多く開栓が簡単。

デイリーワインにお得でおいしい、いわゆるネゴシアンものワインは如何でしょうか?

 

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「ドメーヌ・ボートレ」複雑系な孤高のワイン

 

 

ワインの味わいの魅力とは、芸術や金融などと同じように、様々な要素が複合的に混じり合った複雑系な味わいにあるのだと思います。

その反対で、単調な味わいで、味わいに深みがなければ、ワインとしての魅力は乏しい。

今回は、まさにそんな複雑系の極みであり、気合の入った自然派ワインのご紹介です。

聞いたこともないようなブドウも含めて、混植された樹齢の古い樹から収穫されたブドウで造られた、他ではまったく再現できない孤高のワインと言えるでしょう。

また、そんな複雑系であるにもかかわらずバランスが良く、身体に素直に馴染む味わいは、複雑系の神秘と言えるかも知れません。

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左、白ワイン 【ドメーヌ・ボートレ オレ AOPラングドック】 ぶどう品種:ブールブーラン、クレーレット、グルナッシュ、ルーサンヌ、ロール

右、赤ワイン 【ドメーヌ・ボートレ ユルティム 】 ぶどう品種:サンソー、グルナッシュ、シラー、カリニャン、アラモン、アリカント、グロ・ノワール・テレ

混植されたブドウは収穫後、除梗も破砕も しない丸のままの房で仕込まれる。まったくもってプリミティブな自然派ワイン。

そして、出来上がったワインは、飾り気のないスッピンな印象がある、複雑ながらなんとも馴染む味わい。もっと言えば、なんだかワインの味わいの中に哲学が感じられるような気までする。

複雑系の幾何学を味わいとして感じているようなのです。

一度飲んだなら、この孤高のワインの魅力に取りつかれてしまう人は、酒屋のオヤジも含めて少なくないと思う次第です。

南フランスの孤高のワイン「ドメーヌ・ボートレ」は如何でしょうか?

 

 

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